新しくリスティング広告をはじめるときに気を付けている事
2014年10月2日
このコラムを読んでいただいている方は、「リスティング広告をこれから始めよう」という方よりは、リスティング広告をすでに導入されていて、日々運用をされている方が多いと思います。
そういう方であれば、新しく新規でアカウントを開設し、一からアカウント構築をするという事はあまりしないかもしれませんね。
ですが、例えば、新しい商品やサービスのリスティング広告を出さなければいけないという時、その部分にだけ新たに予算組みをして、一からリスティング広告を考えていかなければいけないなどという場合もありますよね。
ケースによっては、今まで使っていたアカウントとは別に新しくアカウントを作成し、アカウントの構築を始めるという方もいらっしゃると思います。
私は代理店の人間なので、何か新しい案件が入ってきたときや、先ほど書いたように、新しいサービスや商品に対して別枠で予算を組んだりするという場合、新規アカウントを一から作るという作業をするわけです。
このように新しくリスティング広告を始めるとき、一番気を付けている事というのは、人それぞれ違いがあると思いますが、私は「予算とキーワードのバランス」を大切にしています。
仮に、最初のうちは低予算でリスティング広告を始めたい、といった場合、最初の段階であまりキーワードを広げすぎてしまうと広告の表示回数が制限されてしまいます。
表示回数が制限されるという事は、ターゲットユーザーが検索をしているにも関わらず、自社の広告が表示されていない時間帯があるという事で、それってすごく機会損失になってしまいますよね。
そんな状態で効果測定をしてしまっては、そのキーワードが良いものかどうかの判断が正確に出来なくなってしまいます。
24時間フルに出す事が出来たら、ある程度コンバージョンが発生していたのに、予算不足だったためにコンバージョンを取り損ねてしまったという事もありますし、リスティング広告での効果を実感できれば、その後、予算を増やしていくという選択肢も出てきますので、まずは初期の段階で失敗しないよう、予算に合わせた、身の丈に合ったキーワード選定をするように、という事を心がけています。
逆に初期の段階で、ある程度多くの予算を確保出来るという場合にも、無駄にキーワードを広げていくのではなく、想定する”ターゲットユーザーを増やす”ところからキーワードを増やしていきます。
そうする事でアカウントの組み立てもスムーズなり、目的を持った効果測定が出来ますし、最適化するときの判断も非常に楽にする事が出来ますよね。
考え方というのは人それぞれだと思いますので、何が正しいとか、何が間違っているという判断は一概には出来ないと思いますが、私が新しいアカウントを作る際に大切にしているのは、「予算とキーワードのバランス」ですので、こういった考え方でやっている人もいるんだという一つの参考にしていただけたらと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
