

経営者「広告って出したら出しっぱなしじゃなくて、ちゃんと見直さないといけないんですよね?」
広告担当者「はい、特に“ユーザーが実際に検索した言葉”を見るのは非常に重要です」
経営者「ユーザーが検索した言葉?それってキーワードと何が違うんですか?」
広告担当者「“検索された言葉”と“こちらが設定したキーワード”は別物なんです。そこに、広告改善のヒントが隠れていますよ」
広告運用でまず注目すべきなのが「検索された言葉=検索クエリ」です。
これは、ユーザーが実際に検索エンジンに入力した文言のことを指します。
広告で設定している“入札キーワード”とは違う場合も多く、特に部分一致やフレーズ一致を使っている場合は、想定外のクエリが多く流入することがあります。
この“検索クエリ”をレポートで確認することで、ターゲットユーザーとズレた流入があるかどうか、または狙っていない言葉でコンバージョンが発生しているかなど、多くの改善ポイントを見つけることができます。
第一のポイントは、「除外すべき検索クエリを見つける」こと。
部分一致などで広告を出していると、自社の商品やサービスと関係のない検索語句でも広告が表示される場合があります。
たとえば、自社と全く無関係な検索クエリで広告がクリックされていたとしたら、それは無駄なコストです。
検索クエリレポートを見ることで、そうした“トンチンカンな流入”を早期に発見し、「除外キーワード」として設定することで、ムダな出費を抑えることができます。
もう一つの大事な視点が、「今入札しているキーワードが本当に効いているのか?」を見極めることです。
一見すると成果が出ているように見えるキーワードでも、実はその中身を見ると、入札していない検索クエリからのコンバージョンばかり…というケースもあります。
そんなときは、成果につながっている検索クエリを新たにキーワードとして追加し、効果の薄い既存キーワードを除外することで、成果をより高めていくことができます。
検索クエリレポートを眺めていると、「だいたい想定通りだな」と思うこともあれば、「なんでこんな言葉で流入してるの?」と驚くこともあります。
ただし、後者のような想定外の流入こそ、見直しの絶好のチャンスです。無関係な流入を防ぐきっかけにもなりますし、予想していなかったニーズや検索傾向を発見できる場合もあります。
違和感に気づけるのも、日頃から検索クエリレポートをチェックしているからこそです。
Q1. キーワードと検索クエリの違いがよくわかりません。
A1. キーワードは広告を出すために設定するもの、検索クエリはユーザーが実際に検索した言葉です。似ているようで全く違うので、両方チェックする必要があります。
Q2. 除外キーワードって、どれくらい頻繁に設定するんですか?
A2. 広告開始から数週間は特にこまめに見て、不要な流入があれば随時追加していくことをおすすめします。
Q3. 成果の出ているクエリをキーワードに追加するのはなぜですか?
A3. 入札していない検索語句でコンバージョンが出ている場合、それを正式なキーワードとして登録すれば、より効率よく広告を出せるからです。
リスティング広告を効果的に運用するには、検索クエリレポートの活用が欠かせません。
「除外すべき流入」と「成果を出しているクエリ」の両方を見つけて調整を重ねることで、広告は着実に成果へとつながっていきます。
「広告は出しているけど、あまり効果が出ていない…」
「何を見直せばいいかわからない…」
そんなときは、まず検索クエリを一緒に見直してみませんか?運用の改善ポイントを、丁寧にご提案いたします。
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