

経営者「広告を出すなら、Yahoo!とGoogle、どっちがいいと思う?」
広告担当者「どちらか一方にする方もいますが、基本的には両方出した方が成果は出やすいですよ」
経営者「でも両方やるとコストも2倍になるし、みんな両方使ってるのかな?」
広告担当者「そこ、気になりますよね。実際に検索ユーザーがどう使っているか、調べてみたことがあるんです」
Yahoo!広告にするか、Google広告にするか。広告出稿を検討する際、どちらにするべきか悩む方は少なくありません。とくに予算が限られている場合、「効果が高そうな片方に絞るべきでは?」と考えるのは自然です。
しかし、広告を片方にしか出さなければ、もう一方の検索エンジンを使っているユーザーを取りこぼしてしまうリスクもあるのです。実際に両方の広告を出した方が成果が出やすいと感じている広告運用者は多く存在します。
気になるのは「一般のユーザーはYahoo!とGoogle、どちらも使っているのか?」という点です。日頃から両方を使い分ける人もいれば、ひとつしか使わない人もいます。とはいえ、感覚だけで判断するのは危険です。
そこで参考になるのがGoogleアナリティクスの「コンバージョン経路」です。これを使えば、1人のユーザーがYahoo!とGoogleをまたいで検索しているかどうかを確認することができます。
Googleアナリティクスのマルチチャネル機能で、自社サイトの「コンバージョン経路」を確認したところ、検索ユーザーの多くは特定の検索エンジンしか使っていないことがわかりました。
たとえば、「Google→再訪問」「Yahoo!→再訪問」という流れはよく見られますが、「Yahoo!→Google」のように検索エンジンをまたぐパターンは非常にまれです。これは、ユーザーが日常的に使う検索エンジンがほぼ固定されていることを意味しています。
そのため、片方だけに広告を出していると、そのもう片方を使っているユーザーを取り逃がしてしまう可能性が高いのです。
Q1. 予算が少ない場合はどうすればいいですか?
A1. まずは両方に少額ずつ出してみて、効果が高い方に徐々に寄せていくのがおすすめです。初期段階では様子を見る意味でも広く出す方が安心です。
Q2. ユーザーがどちらを使っているか、事前に知ることはできますか?
A2. 完全には分かりませんが、既存サイトのアクセス解析である程度の傾向はつかめます。Googleアナリティクスの「参照元」や「コンバージョン経路」などの指標が参考になります。
Q3. 同じ広告をYahoo!とGoogleに出しても大丈夫ですか?
A3. 問題ありませんが、媒体ごとにユーザー傾向が異なるため、表現を微調整するのが理想です。効果を見ながらABテストするのも有効です。
Q4. 片方に出して様子を見てから両方出すのはどうですか?
A4. それも一つの方法ですが、初動のインパクトを得にくく、比較検証もしづらくなります。できれば両方同時にスタートし、後で調整する方が効果的です。
実際のユーザー行動を見ても、検索エンジンは人によって固定されている傾向があります。だからこそ、Yahoo!とGoogleの両方に広告を出すことで、より多くのユーザーにリーチできるのです。
もちろん、すべてのケースで必ず両方やるべきとは限りません。予算や目的に応じて柔軟に調整すればOKです。
経営者・広告担当者の皆様へ
「どちらに広告を出すべきか迷っている」「最初の設定から相談したい」といったご不安があれば、ぜひ私たちにご相談ください。分析から運用まで、最適な広告戦略をご提案します。お気軽にどうぞ。
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