

経営者「広告って、クリックされたらお金かかるんですよね?」
広告担当者「はい。クリック課金型なので、1回クリックされるたびに費用が発生します」
経営者「でも、そのクリックが“買う気のない人”だったら…ムダになっちゃいません?」
広告担当者「おっしゃる通りです。だからこそ、“誰に広告を見せないか”という考え方も、とても大事なんです」
経営者「見せない…?そんなことできるんですか?」
広告担当者「はい。キーワードの設計や広告文の工夫次第で、“買う気がない人”のクリックは減らせますよ」
リスティング広告の目的は、クリックを増やすことではありません。広告費をかけてでも売上やお問い合わせなどの成果につなげることが本来の目的です。
検索連動型広告は、ユーザーが「調べたい」「知りたい」という能動的な行動を起こしたタイミングで表示されるため、雑誌やテレビCMよりも成約率が高いといわれています。しかし、それでもすべてのクリックが成果に結びつくわけではありません。
むしろ、「なんとなく調べているだけ」のユーザーにクリックされてしまうと、それだけで費用だけが消えてしまうこともあります。
広告を見たすべての人が購入や問い合わせに至るわけではありません。検索行動の多くは、「今すぐ買いたい」だけでなく、「とりあえず情報収集したい」「意味を知りたい」など、目的が多様です。
そうした“今すぐ客ではないユーザー”に広告がクリックされると、費用は発生するのに成果は得られないという非効率な状態になります。
この無駄を減らすには、「どういう人に広告を見せないか」「どういう人にはクリックさせないか」を意識した広告運用が必要です。
具体的な方法としては、以下のような工夫があります。
「とは」「意味」「仕組み」など、調べもの目的のキーワードを除外キーワードに設定します。逆に、「注文」「料金」「相談」など、具体的な行動を示すキーワードを中心に設定すると、買う意思のあるユーザーに絞り込めます。
たとえば、「無料で簡単にわかる解説」ではなく、「まずは無料相談」や「◯◯円から導入可能」といった、“今すぐ行動する人”向けの文言にすることで、購入意欲の薄い人のクリックを避けられます。
こうした調整によって、不要なクリックを減らし、費用対効果を最大化できます。
Q. 「意味を知りたいだけ」のユーザーも将来的に見込み客になるのでは?
A. 可能性はあります。ただし、スタートアップや予算が限られている時期は、まず「今すぐ成果が見込めるユーザー」に集中すべきです。
Q. 除外キーワードを増やしすぎると、広告が表示されなくなりませんか?
A. バランスが大切です。意図しない層だけを効率的に除外するには、実際の検索語句データを見ながら調整する必要があります。
Q. 一度もクリックされない広告になってしまうことは?
A. それは広告文やキーワードの設計がずれているサインです。クリックが“ゼロ”であっても、広告の表示回数(インプレッション)を見て改善していくことが重要です。
Q. 完全に無駄なクリックをゼロにできますか?
A. 正直、100%は難しいです。ただ、広告文・キーワード設計・除外設定を見直すことで大幅に減らすことは可能です。
リスティング広告は、“誰に見せるか”だけでなく、“誰に見せないか”を意識することで、驚くほど効果が変わります。
今すぐ買う気がないユーザーにクリックされるだけで、広告費は消えていきます。だからこそ、クリックされる前にふるいにかける工夫が必要です。
適切なターゲティングと運用の工夫によって、広告の費用対効果は大きく改善します。広告は“出して終わり”ではなく、“運用して育てていくもの”です。
「無駄なクリックを減らしたい」
「広告費をかけるなら、ちゃんと成果を出したい」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。御社の目的に合わせて、ムダを省いた設計をご提案いたします。
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