

経営者「キャンペーン期間中にちょっとだけ広告文を変えたいんだけど、すぐ直していいのかな?」
広告担当者「実はその“ちょっとだけ”が落とし穴なんです。特にGoogle広告では注意が必要ですよ」
経営者「えっ、文言を少し変えるだけでも問題になるんですか?」
広告担当者「はい、やり方によってはこれまでのデータがすべてリセットされてしまうこともあるんです」
リスティング広告では、広告文を「少し修正する」ことが日常的に発生します。しかしその“少し”の変更が、広告成果に思わぬ影響を及ぼす場合があります。今回は、広告文の修正に関する注意点と正しい対応方法について解説します。
Google広告では、広告文をそのまま編集してしまうと、それまで蓄積されてきた配信実績やコンバージョンデータがすべてリセットされてしまいます。
せっかく育ててきた広告が、編集を境に“新規広告”扱いとなってしまうため、効果測定や改善の足がかりが失われてしまうのです。
広告の効果を見極めたり、改善の方向性を掴んだりするためには、過去のデータは非常に重要な資産です。
広告文を部分的に変更したいときは、既存の広告を直接編集するのではなく、必ず以下のいずれかの方法で対応しましょう。
・「+広告」をクリックして新規広告として作成する
・鉛筆マーク横の「▼」メニューから「コピーして編集」を選び、修正後に保存する
この方法をとることで、もとの広告文はデータとともに保持され、新しい広告としてスタートできます。ABテストや履歴確認も行いやすくなります。
Yahoo!広告では、Google広告と異なり、一度作成した広告文やリンク先URLを後から編集することができません。
変更を行うには、「+広告文の作成」から既存広告をコピーし、必要な部分(URLや文言)を修正しつつ広告名も変更する必要があります。
(同一広告名は登録できない仕様のため、必ず変更が必要です)
Yahoo!広告では“すべての修正は新規作成”が基本と覚えておくとよいでしょう。
Q1. 文言を少し変えるだけなら編集しても大丈夫?
A1. 編集してしまうとデータがリセットされるため、新規作成またはコピーして編集が推奨です。
Q2. URLを一時的に変更したい場合は?
A2. URLの変更も広告の編集扱いになるため、必ず新しい広告として作成しましょう。
Q3. 間違えて編集してしまったら元に戻せますか?
A3. 一度編集して保存すると復元はできません。編集前の内容を記録しておくことをおすすめします。
Q4. なぜYahoo!広告は広告名も変更しないといけないの?
A4. Yahoo!広告では同じ広告名は使えない仕様のため、新しい名称をつけて保存する必要があります。
リスティング広告において、データの蓄積は非常に重要です。広告文をそのまま編集するのではなく、新しく作り直すことが、長期的に見て最も効果的な方法です。
広告運用に慣れていないと「ちょっと変えるだけ」と思ってしまいがちですが、その“ちょっと”が成果を左右します。
万が一、どう進めていいか迷ったときは、私たちが状況を確認し、最適な方法をご提案いたします。
「少しだけ直したいだけなんだけど…」そんな時でも、どうぞお気軽にご相談ください。
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