コンバージョンを軸に数値の改善を考える

カテゴリー: 指標の改善 タグ: パーマリンク

リスティング広告では効果測定をして、改善を繰り返していくことで、効果を上げていく事が出来ます。

ただ、リスティング広告の効果を測定し、改善をしていく方法はたくさんありすぎて、どこから手を付けたら良いのかわからなくなる方もいらっしゃると思います。

改善をする方法としては多々ありますがざっくりと言うと、
・無駄を省いていく
・良いところを伸ばす
この2点だけまずは考えていけば良いかなと思います。

特に効果測定をして十分な数値が出ているのであれば、良いところ、悪いところは主にコンバージョンに関する3つの指標(コンバージョン数、コンバージョン率、1件あたりの獲得コスト)を見て判断し、最適化していく事で改善が見込めます。

「無駄」の定義は担当者それぞれだと思いますが、アカウント全体、事業全体の集客として最適化していかなければいけないというのであれば、上記3つの指標のうち、どれも目指すべき数値(目標数値)に達していないキャンペーンや広告グループがあるのであれば、それは「停止してしまう」という選択肢も出てきます。

もちろんキャンペーン単位や広告グループ単位で見ただけなので、それをキーワード単位で最適化していく事も良いと思いますが、割り切って数値改善しようと考えているのであれば広告グループ毎にバッサリと最適化してしまうもの一つの手ですよね。

ただ上記指標3つのうち、一つ以上比較的数値が良いキャンペーンや広告グループやキーワードがあれば、その部分を改善、伸ばしていく事で成果を上げやすくなります。

コンバージョン数も多く、コンバージョン率も良い、1件あたりの獲得コストも目標数値を下回っているという広告グループがあるのであれば、そのキャンペーンや広告グループはクリックが増えたら増えた分、数値が良くなっていきますので、クリック数を増やすための施策を考えていきます。

予算制限や入札価格などによって、その広告グループの広告表示回数に伸びしろがある場合はその点を改善、伸びしろがない場合は広告表示回数の上げるために関連キーワードの追加を検討するか、広告の表示回数はそのままにしておき、クリック率を改善していくかなどを繰り返していきます。

その他にもコンバージョン数は多く、コンバージョン率も良いが1件あたりの獲得コストが目標数値よりも上回ってしまっている場合、1件あたりの獲得コストが目標よりも高くなってしまっている原因を見つけ、その部分を改善していく事で、問題は解決する事が出来ます。

この場合であれば、クリック単価を見直すとか、広告グループ内でキーワード単位で最適化を行い、無駄なクリックをなくすようにキーワードを一時停止や除外キーワードとして登録していく等、原因によって色々と施策は考えられます。

もちろん、きちんと改善していくためには仮説を立てて、様々な方法や可能性を考えながら進めていかなくてはいけませんし、数値ばかりを追いかけ過ぎた結果、事業の成果に結び付かなくなる事もありますので、そういったところは注意が必要ですが、あまり難しく考えすぎて、前に進めなくなるというのが一番良くない気がしますので、まずは手を付けていく事からはじめてみると良いと思います。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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