良い広告アカウントとはどのようなアカウントなのか?

カテゴリー: リスティング広告運用の考え方 タグ: パーマリンク

よく「ウチのリスティング広告のアカウントを一度見ていただけませんか?」なんていうお話をいただくことあります。

他の人が作ったアカウントについてアレコレ言うつもりはないですが、それが仕事であれば、あくまでも自分自身の意見と前置きをした中で、思った事、感じた事伝えたりもしますが、見ていると「これってどういう意図だろう?」ということがよくあります。

もちろん何かしら意図があってのことだと思いますが、なんでこんなに複雑にしちゃうんだろうな~、とか、なんでこんな大雑把なの?などと感じる事が多々あるのですが、それらすべてに共通して行き着く考えは「これ本質ではないですよね?」という事。

なんか広告グループやキャンペーンを細かく設定して、それぞれの名前もきちんと規則正しく設定して……、なんてアカウントを見ていると、これって別々にする必要ないのになぁ、とか、部分一致、完全一致とそれぞれに入札していてもこれ両方要らないんじゃないかなとか。

もちろんそれが必要なケースもありますし、今まで運用を積み重ねてきた結果が今のアカウントになっているわけで、そういった歴史とか流れを見ずに現状のアカウントだけに文句をつけても意味がないっちゃないんですけど、長く運用していると本質を忘れてしまいがちになるというのも事実です。

本質というのはつまり「今よりも売り上げを上げること」だったり「事業を伸ばすこと」なわけで、広告グループ、キャンペーン名を規則正しく……、なんて管理はしやすくなるかもしれませんが、それが売り上げに直結するわけではありません。

そんなところに時間を使うならもっとすべきことがあるだろう……と思ってしまうようなアカウントも多くあります。

最初に書いたように私は他人の作ったアカウントに対して、とやかく言うつもりはありません。

だって批判するのは簡単なことだし、先ほども書いたようにそれまでの歴史や流れを知らずに「これは間違っている」なんて言うのははっきり言って愚の骨頂だからです。

自分が運用しているアカウントに対して、全くの他人が「何これ?」なんて言ってきたら「何も知らないくせにゴチャゴチャ言うな」とも思いますし、その裏にある意図も何も考えずに文句を言ってくる人を私はハッキリ言って下に見ます。

リスティング広告を運用する本質は「売り上げを上げる事」、「事業の成果を上げる事」。

この本質を忘れていない、きっちりと意図の感じるアカウントであれば、多少見映えが悪くても構造がぐちゃぐちゃで見づらいアカウントだったとしても、それは良いアカウントだな、と私は個人的に思っています。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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