ECサイトの競合はネットの中だけではない

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リスティング広告を始める時、または定期的にでも競合他社がどのような広告を出しているのか?という事を確認していると思います。

リスティング広告は比較検討されやすい広告なので、競合他社がどういった意図として広告を出しているのかを確認する事は非常に重要ですよね。

もちろん検索をして出てきたところは、仮に自然検索の部分であったとしても競合他社になるので、その自然検索の部分も含めて確認する必要がありますが、それだけでは不十分な場合があります。

例えば、ECサイトであればリスティング広告を含めた検索結果に出てくる他社以外に、「実店舗」も競合他社になります。

「検索結果に出ていないのであれば別に競合他社にはならないよ」とお思いになる方もいらっしゃるかもしれませんが、ユーザーからしてみたら、欲しい商品を手に入れることが目的なので、その手段である実店舗で買うのか、ECサイトで買うのかということはあまり関係がありません。

ネットを使った事の無いという人は、ECサイトで買い物をするわけありませんし、家から一歩も出ないという人は実店舗で買い物は出来ません。

世の中にそういう方ばかりであればECサイトと実店舗が競合他社になることは無いのかもしれませんが、そんなことはありませんよね。

大体の方はネットで買い物をする時もあれば、実店舗で買い物をする時もあります。

また、特定のジャンルで見たら違いはあるのかもしれませんが、ECサイトが出来て普及してきたここ10年程の間に買い物をする人が使うお金が増えているという事もあまり聞きませんので、そういう事からECサイトと実店舗が売上を奪い合っている状況だという事が考えられますよね。

そういった事から、ECサイトを運営する際には他のECサイトだけではなく実店舗も視野に入れて対策を練っていく事も必要になってきます。

「正直、そんな実店舗の事まで気にしてたらキリがないよ」と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、実店舗とECサイトにはそれぞれに明確な特長やメリットがあるので差別化しやすいと言えばしやすいですよね。

さらにECサイトだということのユーザーから見るデメリットもハッキリしています。

「実物を手にする事が出来ない」、「顔が見えないから不安だ」、「気になる事をすぐに質問出来ない」、「すぐに手に入れる事が出来ない」……。

こういったデメリットに対し、全てを解決する事は出来ないかもしれませんが、伝え方次第でデメリットを解消してあげる事も出来ますし、一つ一つデメリットを解消していく事が出来れば、それにECサイトのメリットがプラスされ、実店舗よりも優位に立つ事が出来るかもしれませんね。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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