直帰率をリスティング広告の管理画面から改善する

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リスティング広告を運用する上で、Googleアナリティクスなどのアクセス解析を導入し、その数値も合わせて、効果検証、改善をしている方も多いと思います。

リスティング広告やそのほかのウェブを使ったプロモーションについて、管理画面だけではわからない情報を得ることが出来るため、改善をしていく上では欠かせないツールの一つだと思います。

アクセス解析では、リスティング広告の管理画面同様に様々な数値を確認することが出来ますが、その一つに「直帰率」というものがありますよね。

簡単に言うと、ウェブサイトに訪問をしたユーザーが、何のアクションも起こさず(ウェブサイト内の他のページに遷移せず)に、離脱してしまった数の割合になりますが、リスティング広告を運用する方でも、この直帰率を気にする方が結構いらっしゃいますよね。

たしかに、仮に直帰率が80%だったとしたら、ウェブサイトへ訪問したユーザー100人中80人がそのまま出て行ってしまったことになりますので、そういった状況であれば放ってはおけませんよね。

この直帰率の改善について、入り口となるページに適切なコンテンツがない、他のページへのリンクがわかりにくい、コンテンツが難しすぎるなど、原因を考えることは出来ますが、リスティング広告を運用している場合、そのリスティング広告に直帰の原因があるかもしれませんよね。

なので、ウェブサイトの内容や見せ方で原因を探っているのはもちろんですが、リスティング広告のほうも確認しなくてはいけません。

リスティング広告に直帰の原因があるとしたら、以下のような点です。

・ターゲットユーザーを呼び込むことが出来ていない
・広告文が適切でない

「ターゲットユーザーが呼び込む事が出来ていない」というのは、キーワードであったり、ターゲティング設定が適切ではない状態のことです。

ターゲットではないユーザーが訪問している訳ですから、直帰率が高くなるのも仕方ないことですよね。

「ちゃんとキーワードを選定しているからキーワードは大丈夫だよ」とお思いになる方もいらっしゃるかもしれませんが、キーワードを選定しただけでは、きちんとターゲットを呼び込めていない場合もあります。

例えば、キーワードのマッチタイプが完全一致でなかったのであれば、入札していないキーワードでも広告が表示されます。

部分一致で入札をした場合には、部分的な一致はもちろん、関連するキーワードや関連すると”思われる”キーワードでも広告が表示されてしまうため、クリックしているユーザーの大半が、実は狙っていたユーザーではなかったなんてこともあります。

なので、まずは狙っているターゲットがクリックをしているかどうか、検索クエリレポートなどを見て確認し、必要であれば除外キーワードの設定やマッチタイプの見直しをする必要があります。

また、ターゲティング設定が適切でない場合もターゲットではないユーザーが訪問している可能性が高まるので直帰の原因となります。

地域ターゲティングや時間、期間など、きちんと扱っている商品やサービスに合わせたターゲティング設定をする必要がありますね。

「広告文が適切でない場合」というのも、直帰の原因となりますよね。

広告のリンク先ページの内容と違った広告文であったり、期待値の高すぎる広告文などは直帰の原因となりますよね。

広告文もターゲットを誘導するための装置の一つですので、ターゲットに向けたものにしなくては、もちろん反応なんてしてもらえませんので、何も考えずに広告文を作ってしまうと直帰の原因になりますので注意しなくてはいけません。

以上です。

この他にも「直帰率の改善」という部分については施策があるのかもしれませんが、まずは上記の部分から見直すというところからやってみるとよいと思います。

最初に書きましたが、直帰率は入り口となったページの内容でもかなり左右されますので、「リスティング広告に手を加えるのではなく、まずはページの修正から……」という方もいらっしゃいますが、ターゲットユーザーが見に来ていなければ改善しても意味がありませんので、まずはウェブサイトへの誘導の部分(=リスティング広告)から見直していったほうがよいと思いますよ。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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