レポートから平均掲載順位が無くなる影響

カテゴリー: 指標の改善 タグ: パーマリンク

「オレの広告は何番目に出てるんだ?」
「いつも一番上に表示させろ」

私もよく言われる言葉なのですが、広告主の方からするとお金を払って上位表示させるというリスティング広告において、自分の広告が平均で何番目なのかを知ることが出来る「平均掲載順位」という指標はとても大切な指標の一つなのだと思います。

ですが先日よりYahoo!プロモーション広告、Google広告共にレポートの中から平均掲載順位が無くなるとのアナウンスが。

Yahoo!プロモーション広告は9月25日に、Google広告は9月29日に平均掲載順位の指標が無くなるということで決定したわけですが、最初に書いたとおり、広告主の方々からすると平均掲載順位という指標が無くなるというのはある意味衝撃的な出来事だととらえている部分もあると思いますが、効果測定という観点から見ていくとやや正確性に欠ける指標でもあることは確かです。

掲載順位が高ければコンバージョン率も比較的高まるため、平均掲載順位を上げたり、または下げたりすることでアカウントの最適化やコンバージョン数の最大化を考えていく事は出来ます。

ただし平均掲載順位とは文字通り掲載順位の”平均”ですので、母数が多ければ多いほどあまりアテにすることも出来ない指標にもなり得ます。

例えば平均掲載順位が2.0だった場合、最上部(一番上)に広告が表示されていることもあれば、4番目、5番目と下位で表示されているケースもあり得ます。
「あくまでも平均なので」なんて言われてしまうと、もうその指標を軸に改善を考えるのは難しくもなりますよね。

平均掲載順位がレポートの指標から無くなる代わりに「ページ最上部インプレッションの割合」、「ページ上部インプレッションの割合」を確認するようにとYahoo!プロモーション広告、Google広告共にアナウンスされていますが、実際の順位はわからない平均掲載順位よりもページ最上部or上部にどれほど表示されたのかをパーセンテージで確認できるページ最上部or上部インプレッションの割合のほうがよっぽどわかりやすい指標と言えます。

ページ最上部インプレッションの割合、ページ上部インプレッションの割合も広告の効果を測定するという意味ではコンバージョンを計測するためのものではないので不完全であり、広告効果を掲載順位で見ていくためには管理画面内の分割→上部vsその他などでページ上部に表示されたときのコンバージョン数や率、1件あたりの獲得コストを比較するべきです。

今回の平均掲載順位という指標の廃止はたしかに広告主の方々には解せない変更なのかもしれませんが、リスティング広告を運用する立場としてはあまり影響は受けないのかなと思います。

と言いますか私の場合今までもあまり平均掲載順位を気にしたことが無く、1番でなければ「まだ伸びしろがあるんだな」くらいの指標でしたので、それくらいの認識であればYahoo!、Googleが言うとおりページ最上部or上部インプレッションの割合で事足りますよね。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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