本質を理解してリスティング広告で集客をおこなう

カテゴリー: リスティング広告運用の考え方 タグ: パーマリンク

リスティング広告は「広告費さえ払ってしまえば検索結果の上位に表示されて、上位に表示されれば集客が出来る」と思っている方がたくさんいらっしゃいます。

これは間違いではないんですが、”広告費さえ払ってしまえば上位に表示される”というわけではありませんし、”上位に表示されれば集客が出来る”というわけでもありません。

キーワードによって平均クリック単価が高いものもあるため入札金額によっては検索結果の上位に表示されないケースも多々ありますし、広告の品質が低いため上位に掲載されないケースや、そもそも指定したキーワードで広告を表示させる事すら出来ないケースもあります。

また常に上位に、それこそ掲載結果の一番上に広告が表示されたからといって、それが100%集客に結びつくわけでもありません。

リスティング広告を出稿すれば、見てもらえるユーザーが増えることは確かですし適切なキーワードで広告を出すことが出来れば集客のチャンスは広がります。

ただ「誰に」「何を」見てもらうのか、という部分が非常に重要です。

リスティング広告の特長はたくさんあるんですが、例えば、その一部として以下のような事が挙げられます。

・キーワードを自由にいくつでも設定する事が出来る
・制限文字数以内であれば広告文を自由に設定する事が出来る
・広告のリンク先ページを自由に設定する事が出来る

あまりにも関係のないキーワードは出稿する事が出来ませんし、出稿する事自体無意味ですが、キーワードを自由に設定出来る点と広告文を自由に設定する事が出来るという点は、先程の「誰に」という部分で使うことが出来ます。

検索結果の画面に広告が表示されるため、「誰に」メッセージを伝える事が出来れば集客に繋がるのか、自社の商品やサービスのターゲットユーザーが検索するキーワードは何か、という視点でキーワードを選定していく必要があります。

また広告文に関しても、キーワードで括った大きいターゲットユーザーの枠の中で、さらに絞り込む意味合いもあります。

「アナタの探しているものはここですよ」というようにターゲットユーザーへクリックを促す役割がある一方で、ターゲットではないユーザーになるべくクリックをさせないようにしていく事も広告文が担っています。

広告のリンク先ページについても、(コンテンツの内容によって審査NGになる場合もありますが)自由に設定する事が出来ます。

この広告のリンク先ページについては、どういったページを見せれば集客に繋がるのかという明確な答えはありませんが、例えば商品やサービスの詳細が書かれていない目次のような中身のないページ、なんだかよく分からない特長の伝え方や構成、どのように動いたらわからない動線、動きようがない動線など、訳けのわからないページを見せてしまっては、せっかく訪問してきたターゲットユーザーが離脱してしまう原因になります。

「何を伝えるのか」という視点で考えていくと、一つの商品の購入を決定していて、あとはどこで買おうか検討しているユーザーであれば、基本的な情報はもちろんですがその他に他社との違いや自社で買う事のメリット、自社で買う理由などを伝えていく必要がありますよね。

そういったページがウェブサイトの下層部分に用意してあるのであれば、そのページを広告のリンク先に設定したほうが、用意していない場合はそういったページを用意する、またはコンテンツを追加するなどをして集客に繋げていく事が出来ます。

この他にもリスティング広告の特長は様々あります。

その特長を理解して、「こういうメッセージの届け方が出来る」と考えながらリスティング広告を運用する事で集客の出来る広告になるのだと思います。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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