意味の無い競合調査はやめよう

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リスティング広告というのは、自社の広告のみならず競合他社の広告まで同じように出てきますので、嫌でも他社のことは意識してしまいますよね。

それが長年ライバル関係にあるような会社であったなら、なおのことどんなキーワードで出稿をしていて、どれくらいの金額を掛けて広告を出稿しているのかなどと気になる方も多いと思います。

たまに、「ウチの競合他社のココですが、広告費いくらくらいかわかりますか?」とか「クリック単価がいくらくらいかわかりますか?」なんていうご質問をいただく事があります。

リスティング広告というのは、競合他社の広告と自社の広告とで比較検討されやすい広告媒体ですので、他社の事が気になるという気持ちはよくわかります。

どんな戦略で、どんな意図で、どんな温度で、いくら使って・・・と、知った上で自社のリスティング広告を考えていきたいという気持ちもわかるのですが、ハッキリ言って、他社の広告費だったりクリック単価(や入札価格)はわかるはずがありません。

その他社の広告を担当している代理店だったら、そのあたりはもちろん把握はしていると思いますけど、代理店だって他人に、ましては自分の担当しているお客様の敵にあたる人間に対して、そんな情報を言うはずがありませんし、万が一、言ったとしたら事件です。

そもそも、競合他社の広告予算やクリック単価、入札しているキーワードすべてを知ったところで、目標値や1件のコンバージョンに掛けられる広告費などが違えば、それらの情報を知ったところで特に意味はありません。

もちろん参考にはなるのかもしれませんが、それはあくまでも”参考程度”に過ぎず、時間と労力を掛けてまでやる事ではないと思います。

リスティング広告における競合調査とは、他社の伝え方だったり見せ方から自社の広告での伝え方を見直すためのもので、広告費がいくらで~、とか、クリック単価がいくらで~という話ではありません。

他社よりも広告費が少なくても、効率よく目標を達成しているならばそちらの方がいいですし、他社よりもクリック単価が低かったから勝ちだ、あそこはクリック単価が高くてバカだ、なんて話は全くの的外れですよね。

「強い競合他社が出てきたからウチの広告がダメになった」なんて話が出たりもしますが、仮に強い競合他社が出てきたとしても、その強い競合他社の広告を停止させることなんて他人には出来ませんし、結局は使え方に工夫をしてみたり、もう少し具体的なキーワードに注力してみたり、新たな切り口でユーザーの目先を変えてあげたりと、自社の広告がダメになったのだったら自社のアカウント内で改善施策をする事しか出来ませんので、競合他社の事を気にするのもいいですけど、あまり意味の無い競合調査に頭を悩ましたり、時間と労力を使うのは建設的ではないと思いますよ。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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