広告主として使いやすさよりも大切なこと

カテゴリー: リスティング広告運用の考え方 タグ: パーマリンク

先日、レンタカーを借りるために、某レンタカー会社の予約フォームから予約をおこないました。

大人4人子ども2人で乗れるタイプのレンタカーで、子供2人にはそれぞれ年齢に合ったチャイルドシートを付けなければならず、予約する前はちょっと面倒かな?とは思いながらも、スマホで予約をし始めたわけですが、これがやってみるとすごく予約しづらい・・・。

「え?なんでこれ時間を指定するところなのに数字入力できないの?」とか、「なんで日付がまた最初からに戻っちゃってるんだ・・・」とか、苦戦しながらもなんとか予約を完了させました。

これって、一般的に言われている「ユーザビリティ」とか「使いやすさ」という点では、かなりマイナスですよね。

「使いにくいウェブサイトは離脱の原因になる」、「コンバージョン率の低下を招く」というのは、ウェブサイトを運営する上では一般的に言われている事で、「ウェブサイトの使いやすさは差別化になる」とも言われています。

ですが今回の私のケース、苦戦しながらも予約をしてしまいました。

もちろん連休中のレンタカーの予約という事もあり、貸りる事が出来る車も少なく他に選択肢が無かったというのが最大の理由なのですが「苦戦しながらも予約が出来た」というのも理由の一つになると思います。

ウェブサイト、特にユーザーにアクションを起こしてもらうお問い合わせフォームや予約フォームなどは使いやすいに越したことはありません。

ですが今ではパソコンがあるのはあたり前、スマホがあるのはあたり前の時代になっています。

PC慣れスマホ慣れが今後も加速するのは間違いない事で、その中での”使いやすさ”というのはあまり差別化の要因にならないような気がしています。

「ウェブ上で予約」とか「ウェブ上で購入」みたいなアクションに慣れてくると、多少使いづらくてもユーザーは目的を達成するために、なんとか操作しコンバージョンしていきます。

今までは「とにかくユーザーに優しく操作しやすくわかりやすく」とやっていましたが、ユーザー側がPCにもスマホにも、ウェブでの予約にも慣れてきた事で誤解を恐れずに言うならば、”ウェブサイトの使いやすさ”とか”ユーザビリティ”の重要度は今後下がっていくのではないかと考えています。

今回は「他に選択肢が無い」という事がコンバージョンに至った最大の理由になるわけですが、それはすなわち”適切なアプローチがあったからこそ”です、サービスを知る事が出来なければ選びようがなかったわけですから。

困っている人、なにか目的を果たさなければいけない人に対して適切にリーチをしていくというのは、リスティング広告の最も得意としている事で、適切なターゲットユーザーに知ってもらうという事の意識は忘れないようにしないといけませんよね。

今回、上記のような事を書いた意図は「もっと他に大事なことがあるだろう」という事。

もちろん大前提として使いやすいに越したことはありませんし、本当に訳のわからないフォームとか、どうしたらいいのかわからない動線設計などというのは論外ですが、一般的な操作性があれば多少の難があってもコンバージョンするんだ、という事を身を以て体験しました。

ウェブサイトの使いやすさとかユーザビリティ関連に予算を何百万、何千万もかけるよりも、適切なリーチと機会損失をなくすために予算を割いたほうが、広告主としても事業の目的を達成するためには効率的なのではないかな、と思います。

異論はあると思いますけどね・・・。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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