“キャンペーン”の大切な役割

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リスティング広告のアカウントの構造は大きな括りから順に[アカウント]→[キャンペーン]→[広告グループ]となっており、その広告グループの中にキーワードと広告文がセットで設定されるようになっていますよね。

このキャンペーンと広告グループにはそれぞれに違った役割があり、その役割を正しく理解し、適切に設定する事で、広告のパフォーマンスにも大きく影響が出てきますよね。

例えば広告グループであれば、「キーワードと広告文をそれぞれに設定出来る」という役割があります。

キーワードごとに広告文を変えたい場合や広告のリンク先URLをそれぞれに設定したい場合などは、この広告グループで設定をしていく事が出来ます。

またキャンペーン単位でも設定できますが、広告グループ単位でも「スマートフォンの入札価格」を設定したりすることも出来ますよね。

キャンペーンであれば「ターゲティングの設定をする事が出来る」という役割があります。

広告の配信する地域を設定したりすることも出来ますし、広告を配信する時間帯、曜日などのターゲティングもキャンペーン単位で設定する事が出来ます。

それらターゲティングの入札価格の調整率の設定も、このキャンペーン単位でやる設定です。

キャンペーンにはこれ以外に重要な役割として、「1日の予算」の設定もあります。

これは広告予算を「1日いくらまで」と決めるもので、厳密にこの金額以下になるというわけではないですが、予算に限りがある場合、この1日の予算の設定をうまく使って、効率のよい広告配信をしていく事が出来ます。

この、キャンペーンの「1日の予算」の設定について、あまり気にしていない方もいらっしゃいますが、実はパフォーマンスを大きく左右する重要な役割があります。

それは「予算の使い分けをする」という事。

1つのキャンペーンの中に、全てのキーワードを入札していた場合、キーワードの中には検索ボリュームの大きいものもあれば、小さいものもあると思います。

また、コンバージョンが効率よく獲れるキーワードもあれば、そうでないものもありますよね。

このように検索ボリュームが大きいけれども、コンバージョンが効率よく獲れないキーワードと検索ボリュームは小さいのにコンバージョンが獲れるキーワードとを同じキャンペーンに入れて設定してしまったら、検索ボリュームの大きなキーワードに予算のほとんどを使ってしまう恐れがあります。

そうすると、コンバージョンが効率よく獲れるキーワードの広告の表示機会を奪ってしまうことにもなりかねません。

もしかしたら、広告がきちんと表示されていればコンバージョンとなったかもしれないキーワードが予算の都合上表示されなかったとしたら、それはすごくもったいないことですよね。

このようなことを起こさないために、「キャンペーンを分けてそれぞれ別予算で管理する」という事が非常に大切となります。

コンバージョンが獲れるキーワードは別のキャンペーンで、予算の上限なし、とかで設定しておき、そのほかのキーワードはまた別のキャンペーンで予算に上限を掛けて設定しておくとか、そういった方法を取ることで、今以上にアカウント全体のパフォーマンスを上げることに繋がります。

今回のようにキャンペーン、広告グループそれぞれの役割をきちんと理解する事でパフォーマンスの向上に繋がる施策になりますので、ぜひ今一度改めてそれぞれの役割を考えてみると良いかもしれません。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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