競合他社がいない/少ないところを探し出す

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「数年前、リスティング広告を始めたばかりのころは競合他社もそんなにいなかったから、クリック単価も安かったし、今よりもたくさんお問い合わせがあった」という広告主の方もいらっしゃると思います。

リスティング広告は全体的に見ると、数年前に比べると出稿する広告主の数も増えてきているので、より早く始めている方ほど、以前よりもやりにくくなったと感じる方も多いと思います。

確かに、上位掲載を目指す競合他社が増えれば、自社の広告は掲載順位が下がったりクリック単価が上がったりしますし、ユーザーからすると、比較検討の選択肢が増えるわけですから、成果も下がってしまう事も十分考えられますよね。

でも、競合他社に対して「リスティング広告を辞めてくれ」なんて言う事も出来ませんので、”真正面からぶつかって戦っていく”のか、それとも”自分が別の場所に移動するか”しかありません。

“自分が別の場所に移動する”というのは、キーワードの事です。

競合他社が狙っていない、でもターゲットユーザーが検索をするというキーワード群を見つけ出し、そこでコンバージョンを獲得していくというのは、方法の一つとしてはアリだと思います。

ですが、「競合他社が狙っていない、ターゲットユーザーが検索をするキーワード」なんて、口では簡単に言えますが、いざ探そうと思っても、そのキーワードを探すだけでもかなり苦労すると思いますし、「そんなキーワードは無い」とは言いませんが、他社も狙っていない/発想に至っていないキーワードなので、広告文はもちろん、広告のリンク先ページでの伝え方などにも、かなりの工夫が必要となるケースが多いと思います。

このように、競合他社がいない、もしくは今よりも少ないところで勝負するとなると、時間も労力も必要となることも多いのですが、上記の「競合他社が狙っていないキーワード」以外にも、競合他社がいなくなる/少なくなる場面というものがありますよね。

例えば、”地域”。もちろんこれは考え方なのですが、例えばECサイトの場合、ターゲットユーザーの所在地は特に関係ありませんので、他社の少ない地域を探し出し、その地域に重点的に広告を出し、競合他社の多い地域には出稿しない、という手段を取れば、今よりは費用対効果が良くなるかもしれません。

他には”時間”や”日にち”なんかもあります。

時間別レポートで、夜の時間帯に自社の掲載順位が上がっていたり、クリック単価が下がっていた場合、他社は広告費が不足したため、広告掲載がストップしているという事も考えられます。

月間の日別レポートでも同様に、月末付近に掲載順位が上がっていたりクリック単価が下がっていたとしたら、同じような状況が起こっていることが考えられますので、広告費をコントロールし、他社が少ない時に重点的に広告を出していく、という事も有効かもしれません。

同じように「曜日」でも、平日と土日祝日の数値を比較してみて、仮に土日祝日の掲載順位が高かったりクリック単価が安かったりしたら、土日祝日に広告を停止している他社がいるということが想像できます。

また、”広告配信デバイス”でも同じことが言えますよね。

スマートフォンでの検索数はうなぎ上りなのに、スマホサイトを持っていないからと、スマートフォンへの広告出稿をしていない広告主の方も、まだ数多くいらっしゃいますので、その部分を狙っていくというのも手段の一つとして考えていけますよね。

最後に、あたり前の話ですが、地域にしろ時間や日にち、デバイスなど、競合他社が少ないところを狙っていくのは一つの手なのですが、ただ単に「競合他社が少ないからヤッター!」というのではなく、コンバージョンはきちんと獲得できるのか?1件あたりの獲得コストはクリア出来ているのか?という”効果的なのかどうか”という事だけは忘れないようにしましょうね。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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