もう少しだけ幅広い視野で物事を考える
2014年3月6日
リスティング広告をはじめようと思ったときや、運用しているときの改善を考えるときなどには発想が非常に重要になりますよね。
コンバージョン数をさらに増やしていくために、売上をもっと上げていくために、リスティング広告ではどのような方法が取れるのか、と色々と考えていくことが大切です。
キーワードを広げていくにしても、自社の商品やサービスに直結したキーワードであればすぐに思いつくが、それから先はなかなか思いつかない、という方も多くいらっしゃいます。
（考え方、運用方針にもよりますが）競合他社もあたり前のように出しているキーワードは、「まずは同じ土俵に上がる」という意味でも出稿していかなければいけませんが、あまり競合他社が狙っていない、でも、コンバージョンが獲れる可能性のある、という部分があれば、是非出稿していきたいところだと思います。
このように、新しいターゲットユーザーを見つけるためには、いつもよりももう少しだけ広い視野を持って物事を考えていく必要があります。
例えば、先程のキーワード選定であれば、そのサービスや商品に関連するキーワードだけではなく、その商品やサービスが使われるキッカケ、使われる場面、使う人とその周りの人、その商品を探すのは誰なのか（使用者なのか、そうではないのか）、その商品やサービスを手に入れることで得られる感情的なメリット、などなどと考えていく事が可能ですよね。
これは広告文を作る時も同じように考える事が出来ます。
「こんなことありますよね？」とか「予想外ですが○○はいかがですか？」というように、使いシーンに合わせたり、使い方を提案したりというような広告文を作ることが出来ます。
さらに、この「幅広い視野で物事を考える」事について、リスティング広告からの流入を無駄にしない（コンバージョン率を上げる、リピート率を上げる）という観点から考えていくと、さらに色々と出来る事が考えられます。
出来る/出来ないはあると思いますが、例えば配送方法を見直したり、アフターサービス、リマインドメールの内容、丁寧さ、電話対応・・・、というような部分を改善する事で他社との差別化も図ることが出来ます。
さらにさらに広げて考えると、ウェブマーケティングとして考えた場合、リスティング広告だけに固執していてもよいのか？という考えにも繋がりますよね。
集客の柱は多いほうが良いですから、リスティング広告が調子が良いからと、そればっかりにならず、調子が良い時期だからこそ、他の集客方法にもチャレンジしていく必要があるのではないかと思います。
狭い視野（悪い意味ではなく）で、コアな部分を深掘りしていくことも悪いとは思いません。
それで目標として考えていた成果が得られているのであれば問題ないとも言えます。
うまくいっている時には、意識していなくても自然と広めの視野で物事を見る事が出来ますが、逆に、あまりうまくいっていない時には、そのうまくいっていない部分にばかり目がいってしまい結果として視野が狭くなりがちです。
うまくいっていない時だからこそ、今よりも少しだけ視野を広く持つと、今まで見えてこなかった事が見えてきて、様々なチャンスに気が付く事が出来るのではないかと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
