スモールワードだけの入札に切り替える時の注意点

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リスティング広告は検索されたキーワードに合わせて、検索結果の画面に広告を表示する事ができる広告です。

出来るだけたくさんの人に見てもらいたいと思うのであれば検索数の多いキーワードを選定していくと思いますが、そういったキーワードは競合他社も多く、クリック単価(CPC)も高くなりがちですよね。

そうすると結果として、得られる結果に対しての広告費がかさんでくるため、あまり検索数の多くない、所謂スモールワードばかりを入札してリスティング広告の運用をしている方もいらっしゃると思いますが、スモールワードだけでリスティング広告を運用していると、クリック数が少なく、思うようにコンバージョン数を上げることができなかったり、コンバージョン率もビッグワードも含めて運用していたときよりも下がってしまった、などという状態になってしまう事があります。

本当は、効率よくコンバージョンを獲得するためにスモールワードのみでリスティング広告の運用をはじめたのにも関わらず、費用対効果が悪くなってしまっては意味がありませんよね。

かけられる広告予算によって、入札していくキーワードも変わると思いますので、スモールワードを中心に入札していく事もダメだとは思いませんが、そうすると先程書いたように元々スモールワードは検索ボリュームが少ないため、広告の表示回数が不足し、結果としてクリック数が足りない状況になる事があります。

そのクリック数が少ないままリスティング広告を運用していたら、全体のクリック単価は下がり、1件あたりの獲得コスト(CPA)も下がるかもしれませんが、コンバージョンの数は減ってしまう可能性があります。

またそういった問題を解消するために広告の表示回数を増やそうと、様々なキーワードを考え、掛け合わせたりしてキーワードを増やしていきますが、そういった様々なキーワードを同じ広告グループに設定してしまうと、広告文とキーワードとの相違が発生してしまいパフォーマンスの低下を招きやすくなってしまいます。

そのため、スモールワードを中心にリスティング広告を運用する場合には、キャンペーン、広告グループといったグループ分けをしっかりおこない、細かなアカウントの設定が非常に重要になってきます。

商品点数が多いECサイトでリスティング広告を出稿する時にも同じような事が言えますよね。

リスティング広告の出稿を急ぐあまり、あまりリスティング広告の仕組みや設定方法など理解していなかったり、何も考えずにアカウントを設定しリスティング広告をスタートすると失敗する可能性が高くなります。

そうしないためにも、きちんとアカウントの構造やターゲティングの設定、キーワードのマッチタイプの設定、キャンペーン、広告グループの意味など十分理解した上でアカウントを作り広告を開始していく必要があります。

最後に、スモールワードだけでリスティング広告を出稿するのも本当に悪くはないと思っていますし、競合他社がいないところで勝負するというのも、別に悪い考え方だとは思っていません。

ただ、競合他社と比較されるビッグワードでもコンバージョンを何件か獲得する事が出来るが、費用対効果が合わない・・・というような理由でスモールワードに切り替えるなら、上記のような事を意識することで改善される可能性があるのかもしれませんが、広告のリンク先ページ(ランディングページ)の内容が良くない、ウェブサイトでの伝え方が悪い、元々、商品自体に魅力がないなど様々な理由はあると思いますが、競合他社の多いメインとなるキーワードでコンバージョンが獲得出来ないようなものであるならば、スモールワード中心に切り替えたからといって成果が上がるとは考えにくいので、そういう状況であるならば別の方法でコンバージョンを獲得出来る改善をしていったほうが良いと思います。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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