思い切った施策も手の一つ
2018年6月19日
リスティング広告は、「広告」なので当然のことながら、広告費が発生します。
広告主としては、たとえ1クリックだったとしても広告費を無駄にしたくはないですよね、極端な話ですが、出来ることならクリックしたユーザーは全員、購入やお問い合わせをしてもらいたいと思っているのだと思います。
そのため、無駄なクリックはなるべくさせないために、出来るだけ単価を低く、でもコンバージョンは獲得できるように、と、あれこれ施策を繰り返しているのだと思います。
それ自体、間違いではないのですが、そういった気持ちがリスティング広告のパフォーマンスを伸ばすスピードを遅くしてしまっているというケースもあります。
例えば、今よりも上位に広告を表示する事が出来れば効果が上がりそうなキーワードがあったとして、手っ取り早く上位表示させるにはキーワードの入札価格を上げれば良いわけですが、それがなかなか出来ない・・・。
また、除外キーワードに設定したビッグワードに対して、もう少し丁寧に除外キーワードの設定をすれば効果が上がりそうだと判断したのにも関わらず、それが出来ない、など。
リスティング広告は広告の配信結果が様々な数値として出てくるので、その数値を元に、もっとパフォーマンスを良くしようと色々な角度からデータを見ていきますよね。
「これならイケるかもしれない」というものを見つけたとしても、それはやってみなければわからない、100%ではないので、広告主の立場からすると、「失敗したら広告費が無駄になる」というように思ってしまい、その施策を躊躇してしまう事があります。
また、今まで施策を重ね、順調に数値を改善してきたというような場合であれば尚更、「せっかく上がってきたパフォーマンスを下げたくない」と思ってしまうのかもしれません。
ただ、今以上にパフォーマンスを上げていきたいという場合、時には大胆な改善をしなければいけない場合もありますし、それには当然「失敗するかもしれない」というリスクも伴います。
先細りする事が目に見えているのにもかかわらず、「広告費が無駄になってしまうから」と、改善する事を躊躇していると、他社に遅れをとるだけの状況にもなってしまいます。
時には大胆に改善をする事が必要になる事もありますし、その時は多少の痛みはあるかもしれませんが、やってきた事は全てデータとして残るので、（考え方次第なのかもしれませんが）全てが無駄になるという事はありません。
これはリスティング広告に限らず、他のマーケティング活動、集客方法にも言えることだと思いますが、お金（広告費）が大事だという事は、とても大切な考え方ですが、可能性のある何か新しいものにチャレンジする事を無駄だと考えてしまったら、何も先に進まなくなってしまいますよね。
なので、自分のお金でリスティングを運用されている方でも、広告費はある程度割り切って考えていく事も大切な事なんだと思います。
そういう意味では、社長が自らリスティング広告の運用をやっているという企業にとっては、社外の人間である代理店に運用を任せるという事も選択肢としてはアリですよね。
もちろん自分のお金だと思って、代理店に対しても広告費は大切に使っていただく、ということは当然ではありますが、「もったいないから」という理由で施策を躊躇することはあまりないと思いますので、「リスティング広告の効果を高めるための思い切った施策が出来る」というのは代理店を使う1つのメリットかもしれません。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
フォーム離脱を改善してリスティング広告のCVRアップ！対話チャット型メールフォームHospii
