検索クエリレポートを見ていくときの二つのポイント
2018年2月13日
リスティング広告の改善をおこなう際に、まずはいくつかチェックしなくてはいけない部分というのがあると思いますが、その中の一つに「検索クエリの確認」というものがありますよね。
検索クエリとはユーザーが検索エンジンから実際に入力したキーワードの事で、リスティング広告のアカウント内で設定している（入札している）キーワードとは異なります。
入札するキーワードのマッチタイプを「完全一致」にしている場合、原則として入札しているキーワード＝検索クエリとなりますが、完全一致ではない場合には検索クエリレポートでどんなキーワード（検索クエリ）で検索されてウェブサイトに来訪してきたのか定期的に確認する必要があります。
この検索クエリレポートを見ていく際、ただ漠然と見ていくだけではなく、ポイントを絞ってみていく事が非常に重要で、そのポイントは大まかに考えると二つあります。
まず一つ目のポイントは「自社に関係ありそうな検索クエリなのかどうか」という点、つまり除外キーワードの候補を探すということです。
キーワードのマッチタイプを、主に部分一致に設定しているアカウントであれば、自社の商品やサービスに近い検索クエリから、中にはトンデモないような検索クエリとかまで、様々な種類の検索クエリが出てきます。
自社のサービスに近いもの、つまりターゲットユーザーが検索しそうだと思えるものであれば良いですが、自社のターゲットユーザーではなさそうな検索クエリからの来訪が多いようであれば、そういったユーザーに対しては最初から広告を表示させないようにする「除外キーワードの設定」をしておくことが有効ですので、その除外キーワードの候補を探す手段の一つとして検索クエリレポートは大きく役立ちます。
そして二つ目は入札しているキーワードが”効いているかどうか”という点です。
キーワードを部分一致で設定していると、あたりまえの話ですが様々な検索クエリの情報が一つの入札しているキーワードのパフォーマンスとして表れます。
一つの入札しているキーワードの中身を見てみたら、もしかしたら入札をしていない検索クエリばかりでコンバージョンが発生していて、入札しているキーワード自体はあまり効いていないなんてこともあります。
そういった場合入札しているキーワードは除外キーワードに、そしてコンバージョンが獲れている検索クエリを入札するキーワードにしていったり、その検索クエリからコンバージョンが取れそうなキーワードへと深堀りしていったりすることで無駄な部分を省きつつコンバージョンが取れるキーワードへ予算を集約させ、さらにコンバージョンの数が取れそうな部分を見つけていったりと、かなりの改善施策をしていく事もできます。
検索クエリレポートを見ていると、「ああ、ほぼ想定通りだ」と思うケースもあれば、「何これ？こんなんなってなのか？」と思うケースもあります。
仮に後者だったとしても、やってみなければわからなかった部分というのは多くありますので、まずは第一歩として改善を進めていくと良いと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
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