ニッチな業種・職種でリスティング広告を活用する時のヒント

2017年2月3日大塚　雅智

以前から何度か書いていますが、リスティング広告はニッチな業種・職種と非常に相性が良いと思います。

「自分の業界はまだ広告を出すのは早すぎるよ」と、リスティング広告を出稿することに躊躇している方もまだまだいらっしゃいますが、「この業界は本当に探す人が少ない」、「日本国内見渡しても同じような事をやっている会社を知らない」というような、ニッチな業種やニッチなサービスをやられている方は、ほかの業種よりもリスティング広告を有効に活用する事が出来るように思っています。

その理由の一つとして「競合他社がいない、または少ない」という事が挙げられます。

リスティング広告の特徴の一つとして、「競合他社との比較検討が容易」というものがあります。

Yahoo!、Googleなどの検索エンジンの、検索結果の画面に競合他社の広告や自然検索結果と並んで自社の広告も表示されるわけですから、ユーザーからするとクリックするだけで他のお店の商品やサービスを見る事ができ、サービスの特長や価格などを比較し、検討する事が出来ます。

このような理由から、通常であればリスティング広告を出稿する際には、「競合調査」も重要な作業の一つになりますが、ニッチな業種・業界では競合他社が非常に少ない、または全くいないわけですから、ユーザーに他社と比較検討される事もありません。

ユーザーが抱えている問題や課題を、自分で解決出来ないのであれば、もうそこに依頼をするしかないわけです。

なので、きちんとターゲットユーザーに広告を届ける事が出来れば、成果に結び付きやすくなります。

また競合他社が少ないと、クリック単価を抑えていく事も出来ますよね。

近年、「他社が増えた事でクリック単価が高騰した」と、嘆いている広告主の方も多いと聞きますが、ニッチな業種・業界では、そのような事も起こりにくいですよね。

上記の理由だけでも、リスティング広告をやらない手はないように感じますが、実際、ニッチな業界でビジネスをされている方は、リスティング広告をやらない理由として「検索されない、検索する人がいないから」という方もいらっしゃいます。

世間的に、全く需要のないビジネスであれば”検索する人がいない”という状況も考えられますが、もしそんなビジネスをやられているのであれば、それはビジネス自体に問題があるので、リスティング広告以前の問題ですよね。

世間的に需要はあり、ただ知名度が低い、あまり認知されていないビジネスならば、チャンスはありますよね。

まず、少ないながらも検索する人がいれば、その方々に向けた広告を出稿すべきです。