背中を押す一言でコンバージョン数を劇的に増やす
2022年8月24日
リスティング広告を運用している方は「コンバージョン数をどのようにして伸ばしていくべきか」とか「もっとコンバージョン率を上げられないものか」と、日々考えながらアレコレと施策をしているのだと思います。
効果測定をして、ターゲティングの設定の部分やキーワードの設定や追加/削除などリスティング広告のアカウント内で広告配信について変更で改善をするときもあれば、広告のリンク先ページの修正や変更などでコンバージョン数を増やそうとする時もありますよね。
時には大幅な改修をおこないパフォーマンスを劇的に改善していこう！なんて方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっとした改善でもコンバージョン数が急激に増える事もあります。
以前、個人でサロンを経営している女性の方が「先月はなぜだかお申し込みがすごく増えたんです」とおっしゃっていました。
リスティング広告での反応を見る限り、確かにコンバージョン数は伸びているなとは思いましたが、大幅にアカウント内の改善をおこなったわけでもなく、競合他社の状況が激変したわけでもなく、正直なぜここまでコンバージョン数が増えたのか、イマイチ理由がわかりませんでした。
その方が扱っている商材は個人向けのカウンセリングのようなもので、特別高いわけではないですが、けして価格が安いというわけではありません。
またサービスを受けるためにはサロンまで足を運ばないといけないため、行動を起こさないといけないという面でも少し障壁が高い部類でもあります。
なので毎日ポンポンと売れていくというものではなかったのですが、今回に限って言えば、今までの数倍お申し込みが入ったとの事。
前月からウェブに関する改善策を広告面、ウェブサイト面などいろいろと聞いてみると一つ、これかな？というものがありました。
それは、ウェブサイト内に書いた「○月○日～△月△日まで産休に入らせていただきます。」という一言。
これも一つの仮説ではありますが、期間を限定したことで、今までは”検討段階”で終わってしまっていたユーザーが、「今しかない」と思い、”行動に移した”結果、お申し込みが増えたのではないでしょうか。
その産休の件はもちろん狙ってやったわけではなく、本当に産休に入るからその旨書いただけなのですが、期間を限定されたことで結果としてその言葉がユーザーの背中を押す結果となったのではないかと考えています。
もちろんそれだけではなく、きちんとしたサービスを提供しているのはあたり前のことで、それ以外にも見込み客の囲い込み施策をしていたり、その後もきちんと接点を持ち続けていたりと、やるべきことをきちんとやっていたからこその結果ではありますが、ちょっとした一言でコンバージョンを増やすことが出来る/増やすきっかけになるというのは、どの業種・業態でも活用できることなのではないかな、と思います。
今現在、リスティング広告でコンバージョンが伸び悩んでるなと感じている方がいらっしゃったら、”ユーザーの背中を押してあげる”という視点で、お客様へのメッセージを変えていくと、さらにコンバージョン数を増やすことが出来るかもしれません。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
