訴求軸から広告文を考えていく
2021年7月27日
リスティング広告を構成している中で非常に重要なものが「広告文」です。
「広告文なんか変えてもクリック率は変わるかもしれないけどコンバージョン数やコンバージョン率、1件あたりの獲得コストは変わらないじゃないか」と思っている方もいらっしゃいますが、それは間違いで色々とテストを繰り返していくと、広告文での伝え方次第でコンバージョンの数値も大きく変わることがあります。
色々な広告文を作り、テストを繰り返していく事はリスティング広告のパフォーマンスを高めるためには非常に大切な施策となってくるわけですが、この広告文のテストをおこなう際、ただ単に違う広告文を並べてテストをするだけでは意味がありません。
同じ商品であっても使い方や用途、使い人によって違いが出てきますし、同じターゲットユーザーだと考えていても、反応する言葉は様々で”どのように伝えるとコンバージョン数が最大化するのか”ということを考えてテストをしていく必要があります。
その際に訴求軸から扱っている商品やサービスを考えていくと、新しい広告文も生まれやすくなりますしテスト後の比較もしやすく広告文の差し替えも含む新しい施策へと繋がっていきます。
この訴求軸は扱っている商品やサービスによって変わってきます。
例えば「金額は相場より比較的安いな」とか「キャンペーンを適用してもらえれば他社よりも安く出来る」という場合は「価格訴求」、商品やサービスの優位性を訴えていくのであれば「規格訴求」の広告文を作ったりと、色々な角度から訴求軸を考えて広告文を作っていくことが出来ますよね。
この訴求軸ごとに広告文をテストしていく場合、一つの広告文で複数訴求するという事がありますが、それには注意が必要です。
訴求軸を考えて、その訴求軸から広告文を作っていくと新たな発見が生まれ、広告文で使いたいフレーズが複数出来上がります。
そうすると複数の訴求軸を持つ広告文が生まれてしまうことがありますが、それをやってしまうと、訴求軸ごとのテストにならなくなってしまいますので、あまりはじめのうちは、複数の訴求軸を盛り込んだ広告文を試すのではなく、ある程度「これだ」という訴求軸が固まってきたら、複数の訴求軸の広告文もテストの一つとしてやってみるといいと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
