コンバージョン数を増やすための施策の考え方と注意点
2018年3月16日
リスティング広告は日々運用しながら、改善を繰り返す事でパフォーマンスを上げていくことができる広告媒体です。
日々運用していく中で様々な問題点が出てきますが、コンバージョン数に関して課題を抱えている方は多いのではないでしょうか。
コンバージョン数に関する問題点というのは、例えば「コンバージョン数が目標に達していない」とか「コンバージョンが1件も獲得出来ない」とかそういった事が多いと思います。
コンバージョン数が目標に達していないという場合の最も簡単な改善の考え方は、コンバージョンが発生獲得出来ているキャンペーン、広告グループ、キーワードを見つけ、その部分のクリックを伸ばしていく事です。
要は確率はそのままで母数を増やす、という考え方です。
クリック数を伸ばしていくためには、広告の表示回数を増やすのかクリック率を改善するのかの2つの施策が考えられるので、表示回数を増やすのであれば予算の見直し、またはキーワードの追加やマッチタイプの変更など検討し、クリック率を改善するのであれば広告文のテストを繰り返していくのか、広告の掲載順位を上げるために入札価格の見直しをしていくのかなど検討します。
この時に頭に入れておかなければいけないのは、広告予算や1件あたりの獲得コストの事。
広告予算は無限ではないですし、コンバージョン数を増やす事が出来ても1件あたりの獲得コストが何倍にもなってしまったら意味がなくなってしまいます。
広告予算や1件あたりの獲得コストを考える上では、先ほどとは逆にコンバージョンを獲得”出来ていない”キャンペーンや広告グループ、キーワードに着目する必要があります。
今後コンバージョンが見込めそうもないものや、コンバージョンに貢献していないと思われるキャンペーンや広告グループ、キーワードは出稿を停止していく事など検討する必要があります。
しかしそういったコンバージョンを獲得出来ていないキャンペーンや広告グループ、キーワードもランディングページを変更したり、改善をするなど、またはそれに合わせた広告文の変更、掲載順位の見直しなどと、施策次第でコンバージョンを獲得する事が出来るようになる場合がありますので、リスティング広告の運用方針次第では、そういったことも試していく必要があります。
「コンバージョンが1件も獲得出来ない」という場合の改善施策も同じですね。
上記の改善施策や考え方はこれが全てではなくあくまで一例であり、コンバージョンに関する問題点の要因はたくさんありますが、様々な要因や予算の事などを考えた上でバランス良く最善の施策をする必要があります。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
