効果的に使いたい基本の広告表示オプション
2017年9月7日
リスティング広告は基本的にはタイトル1行、本文2行で構成されていますよね。
そのタイトル+本文の下にウェブサイト内の他のページへのリンクを直接表示させたり、住所を表示させる事ができたり、電話番号を表示させる事ができたり、「広告表示オプション」を使ってリスティング広告を最大限に有効活用している方もいらっしゃいます。
この広告表示オプションですが、使い方によっては今まで以上の販売数や集客が見込める場合もありますし、業種・業態にかかわらず活用出来るものなので、リスティング広告を出稿しているのであれば有効に活用していきたいところだと思います。
まず、Yahoo!プロモーション広告とGoogleアドワーズでは使える広告表示オプションが違いますが、今回はその両方で使う事が出来る広告表示オプション、「サイトリンク表示オプション」、「コールアウト表示オプション」、「電話番号指定オプション」を設定する時の基本をご紹介いたします。
リスティング広告の広告文の下に、別のページへの直接リンクさせる事が出来る「サイトリンク」ですが、全てではありませんがこの設定をするとクリック率を上げる事ができたり、ランディングページの直帰率も下げる事ができます。
このサイトリンク、意味の大きなキーワードなどで出稿する際に有効活用する事ができますよね。
例えば「パソコン 通販」と検索をされた時にサイトリンクで「デスクトップ」とか「ノートPC」とか「タブレット」とか出ているとより誘導しやすくなりますし、ランディングページの直帰を下げることにも繋がります。
何より、検索をしたユーザー自身の利便性も高める事にも繋がりますので、広告の質も高まります。
また、これとは逆の使い方も場合によっては考えられるかもしれません。
「ノートパソコン」を探している人に、あえてサイトリンクでタブレットPCを提案するとか・・・、そういう使い方も考えていく事ができます。
ただこれも使えばいいというものではありません、別に誰も率先して見たいと思わないページ、例えば「会社概要」であったり（会社概要は場合によってはアリ）、「プライバシーポリシー」とか「特定商取引法上のページ」であったり。
そんなページをサイトリンクに設定する人もなかなかいらっしゃらないかもしれませんが、これらのページに限らず「このキーワードで検索する人はこれも見るかも」というページを設定する必要があります。
サイトリンクを設定すると、割合としては少しかもしれませんが、自社の広告が検索結果画面に占める割合が少しだけ多くなりますので、それもサイトリンクを設定するメリットの一つになります。
次は「コールアウト表示オプション」ですが、これは、広告テキストの下に補足的にテキスト広告を入れる事が出来る表示オプションです。
Yahoo!プロモーション広告では「テキスト補足オプション」と呼ばれていくくらいですからね。
自社で扱っている商品やサービスの特徴を短いテキストで補足する事ができるもので、テキスト広告の本文に文字数制限により入れられなかった文言を追加する事ができますので、使わない手はないと思います。
最後に「電話番号指定オプション」ですが、この電話番号指定オプションはスマートフォンで検索をした時に、広告から直接電話を掛ける事ができる広告表示オプションです。
広告をクリックしただけで直接電話を掛ける事ができるので、飲食店など実店舗の予約であったり、水道のトラブルとか、鍵の紛失など緊急性を要するものと相性がいいです。
また、あまりPCでは検索が出来ないようなもの、家族などには秘密にしておきたい事に関する業種などでも相性がよいのではないかと思います。
この電話番号指定オプションを設定する時に気を付けなければいけない点として、24時間電話を受ける事が出来るのであれば問題ありませんが、営業時間内でしか電話を受ける事が出来ないという方は、例えば平日9時～17時までは電話番号を表示する設定にし、それ以外は表示しないように設定するというように、このオプションの表示スケジュール設定も合わせてする必要があります。
これら広告表示オプションは最近使っている方も多くなってきていて、検索結果の画面を見てみると、使っていないとなんだか広告が貧相に見えてしまったりもしてしまいます。
もちろん、ただ単に使えばいいというものではありませんが、色々とチャレンジしていく事は悪い事ではありませんからね、使い方を考えて広告表示オプションを活用するのもいいと思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
