Googleアナリティクスでコンバージョンに貢献したページを見つける
2017年1月17日
コンバージョン率を上げるための施策というのは様々ありますよね。
リスティング広告の管理画面内で、コンバージョン率の高い部分に予算を集中したり、無駄になっているクエリを除外したりなど色々とありますが、リスティング広告の管理画面”外”でも、コンバージョン率を改善していく事が出来ます。
その代表的なものの一つに、「広告のリンク先ページの改善」が挙げられると思いますが、広告のリンク先ページやウェブサイトの動線を変更したりコンテンツを追加したりする事で、ターゲットユーザーをウェブサイト内に留まらせることが出来たり、目的のページへ誘導していく事も出来、結果として広告の効果も改善していく事が出来ます。
ユーザーの動線を変更するのでも、新たなコンテンツを追加するのでも、まずは”現在コンバージョンに貢献しているコンテンツ（ページ）はどこか”を把握しておくことは非常に大切ですよね。
コンバージョンに貢献したページを見つけるには、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールで見つけることが出来ます。
その方法もいろいろとあるかもしれませんが、比較的簡単な方法として、「ページの価値」で確認する方法があります。
「ページの価値」とは、Googleアナリティクスの[行動]→[サイトコンテンツ]→[すべてのページ]のところで見ることが出来る指標の一つで、ページ単位で、そのページの”相対的な価値”を見ることが出来ます。
Googleアナリティクス ページの価値
コンバージョンしたユーザーがどのページを閲覧し、コンバージョンに至ったか、その金銭的価値はどれくらいなのか、がひと目で確認する事が出来ますので、ざっと簡単にコンバージョンへの貢献度を見るには良いかもしれません。
この指標、コンバージョンの設定をするのはもちろんですが、任意で設定できる「目標値」に任意の金額を入れておかなければいけません。
また、気をつけなければいけない点として、コンバージョンユーザーが閲覧したページの価値が高くなりますので、”コンバージョンに近いページは必然的に高くなります”。
入力フォームなどはもちろんですが、ECサイトなどもカテゴリTopと商品詳細ページとで価値が変わるのは、仕組み上あたり前の事なので、同一階層で比較したりする必要があると思います。
この「ページの価値」以外でコンバージョンに貢献したページを確認する方法として「ユーザーエクスプローラ」を使ってみるのも有効かもしれません。
ユーザーエクスプローラ
ユーザーエクスプローラとはウェブサイトに訪問したユーザー一人一人にIDを割り振り、そのユーザーがどんな動きをしたのか、1件ずつ確認出来る機能です。
このユーザーエクスプローラを”コンバージョンをしたセッション”に限定して見てみると、コンバージョンをしたユーザー1件ずつのトラフィックや閲覧ページ、時間などを見ることが出来ます。
コンバージョンの数が多いと、1件1件見ていくのはとても大変ですが、このユーザーエクスプローラだと、「どの順番でページを閲覧したのか」といった事もわかるので、改善の参考になるかもしれません。
以上、比較的簡単にコンバージョンに貢献したページを見る方法を書きました。
Googleアナリティクスも本当に様々なデータを見る事が出来る便利なツールですので、ぜひ、活用してみてください。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
