リスティング広告を開始するときはきちんと準備をしてから
2014年11月5日
リスティング広告はターゲットにピンポイントで広告を表示させる事ができる広告で、使いかた次第で費用対効果高く集客をしていく事が出来る広告です。
今では、様々な業種、業態、サービスで活用されていて、ウェブを使った販売や集客では欠かせない広告手法の一つとも言えると思います。
このリスティング広告、集客をしていくというのはもちろんなのですが、それ以外にも、様々なマーケティングデータを取得していく事が出来るツールであるとも言えます。
例えば、どのキーワードから購入やお問い合わせに至ったのかを計測するコンバージョン計測なんかは、どういった層にお客様がいるのかわかるため、リスティング広告の最適化以外のマーケティング手法に応用する事が出来ます。
またコンバージョンの計測は、コンバージョンをしたユーザーが広告をクリックした日にち、時間、曜日などもわかるため、ターゲットの行動がどういったものなのか、という仮説を立てるためにも活用する事が出来ますよね。
このコンバージョン計測以外にも、”アクセス解析”を使って様々なデータを参照する事もできます。
リスティング広告で、きちんとターゲットユーザーを呼び込む事が出来ている場合、その流入はターゲットから流入という事になりますので、ターゲットユーザーが自社のウェブサイトを見てどう行動したのか、どう思ったのかなどを確認する事が出来ます。
自分では商品やサービスの良さをきちんと伝えているつもりでも、実際にターゲットユーザーが見たときにはあまり心に刺さっていなかった、なんてことはよくあります。
そういったことも、アクセス解析でユーザーの行動を見ていくことで確認する事が出来ますよね。
こういったデータをきちんと取っていくために、リスティング広告を始める前には、コンバージョンタグの設置やアクセス解析タグの設置など準備を怠らない事が重要です。
アクセス解析もコンバージョンも遡ってデータを取る事が出来ないので（必ずしも取れない訳ではありませんが）、事前にきちんと準備し、もし自分で設定する事が困難だというのであれば、その部分だけでも外注するなどしておいたほうが良いと思います。
また「来店がコンバージョン」であったり、ウェブサイトの構造上コンバージョンが計測出来ないという場合もあると思いますが、そういたときもコンバージョンを計測しないのではなく、何かしらの成果に繋がる部分をコンバージョンとして計測していくと良いと思います。
リスティング広告を始めるとき、確かに”早く開始する”という事も大切だと思いますが、準備すべき事はきちんと準備する、という事も非常に大切だと思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
