低予算でリスティング広告を開始する時に注意したい事
2014年3月24日
リスティング広告は他の広告媒体と比べて、比較的自由度の高い広告ですよね。
キーワード、広告文、広告のリンク先ページの設定はもちろん、地域、時間、曜日、デバイスなど様々なターゲティング設定をする事で、見込み客をウェブサイトへ呼び込む事が出来ます。
予算に関しても、下限は特にありませんので、月数百万円、数千万円使う方もいれば、月に数万円という方もいらっしゃいますし、初めのうちは少ない金額で始め、リスティング広告の効果を実感した段階で予算を増やすという方もいらっしゃいます。
このように最初のうちは低予算で始めたいという場合、そのこと自体悪い事でもなんでもありませんが、低予算で始める場合には、色々な所から新規顧客を獲得するぞ！というのではなく、まずは「いくらでコンバージョンが獲得出来るのか確認する」というくらいの気持ちで始めると良いかもしれません。
例えば3,000円で1件のコンバージョンが獲得出来るとわかったならば、現在10,000円の予算を100,000円にしたら何件コンバージョンが獲得出来るのか？と計算する事が出来ますので、その後の予算のコントロールもしやすいですよね。
また低予算で始める場合には「キーワードを広げ過ぎないこと」も大切です。
予算が少ない段階で、キーワードを広げ過ぎてしまうと、限られた広告費の中でクリック数が薄く広く分散されてしまう可能性がありますので、成果に繋がらない恐れがあります。
まずは「これだ！」と思われるキーワード、キーワード群に絞って広告を配信していくと良いと思います。
この他には「ビッグワードはなるべく避けること」もあります。
先程と同じような理由ですが、クリック単価を低く抑えたほうが、予算内でより多くのクリック数を獲得出来ます。
「数クリックで予算消化しちゃった」となってしまっては成果に繋がらない可能性が高くなりますので、出来るだけビッグワードは回避したほうがいいかもしれません。
同じように、期間に関しても、絞ってしまったほうが成果としてはわかりやすいかもしれません。
「1日の予算」を抑え過ぎてしまうと、広告の表示が抑えられてしまうため、仮に10,000円を試しに運用してみるといった場合、1ヶ月で10,000円という考え方ではなく「まずは10,000円使ってみよう」といった感じで特に期間を設定せずに運用した方が成果としては感じやすいのではないかと思います。
リスティング広告は低予算で比較的気軽に始める事が出来る広告ですが、あまり予算が低い場合には、効果を実感しにくいものです。
出来る事なら、初めはある程度予算に余裕を持ってリスティング広告を開始するのがベストですが、なかなかそういうふうには出来ない状況の方もいらっしゃると思いますので、そういった方は、「まず1件をいくらで獲得出来るか？」というところに着眼し、始めてみると良いと思います。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
