競合他社が多い場合にはアイデアで勝負していく
2016年9月9日
リスティング広告はいわゆる”大手”と言われる会社が有利で「中小企業では太刀打ちできないよ」なんて話を聞くことがあります。
たしかに、広告予算が多ければ多いほど、入札価格や掲載順位に対して強気になれますし、そのほかの施策についてもいろいろと攻めていくことが出来るので、有利と言えば有利かもしれません。
リスティング広告は一般的に、競合他社が多いキーワードはクリック単価が高くなる傾向がありますが、競合他社の多い業界だからといって、必ず”競合他社が多いキーワードに出稿しなければいけない”なんて事もありませんし、そんな中でもアイデア次第でまだまだ成果を出していく事が出来る媒体だと思います。
一度、誰もいない（出稿していない）キーワードを探して広告出稿をしてみてはいかがでしょうか？
「そんな簡単に言うなよ」と思われる方も多いと思います、たしかに誰も出稿していないキーワードなんてそう簡単に見つかるわけはありませんし、かなり大変な作業になるかもしれませんが、無いことはないと思います。
実際にユーザーが検索をしたキーワードを調べるレポート”検索クエリレポート”を見るとわかると思いますが、「こんなキーワードで検索する？」と思われるキーワードなんかもありますよね。
広告主側では想像もしていなかった、けれども確かにターゲットになる、というキーワードは思い付かないだけで実は意外とあります。
また、「少し使い方は違うけれども・・・」というものだったり、「実はこんな場面でも・・・」という事、または「こんな悩みも解決できるんです」なんていうところから攻めていくのもアリだと思います。
要は、”切り口を変えていく”という事で、キーワードはもちろんのこと、その切り口によって広告文や広告のリンク先ページでの訴求の仕方も変えていく必要がありますが、そういうあまり競合他社が狙っていない”穴”を積極的に狙っていく事で、費用を抑えつつ成果を上げていけるようになるかもしれません。
扱っている商品やサービスに全く関係の無いキーワードだとしたら、広告の審査で弾かれてしまう可能性もありますが、キーワードに合わせた内容を広告文や広告のリンク先ページで訴求しているのであれば、審査の部分はほぼ問題なくクリアできると思います。
リスティング広告はある程度審査がありますが、様々な訴求の仕方やアプローチの仕方をする事が出来たり、また、思い付いたらすぐに変更が出来るなど、比較的自由度の高い広告媒体です。
なので、仮に資金的に勝てなくても、アイデアで勝負をしていく事も出来ますので、いろいろと考えて、その考えを施策に反映する実行慮奥があれば、競合他社の多い業界であってもまだまだリスティング広告でも勝てると思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
