手間と時間を惜しまないでコツコツと改善をする
2016年7月12日
リスティング広告の最大の特長は”運営しながら効果改善をしていく事が出来る”という点ですよね。
最初の段階で広告をセットしたらそれで終わりというのではなく、その広告配信をした結果から、目的（目標）に達していないのであれば、まず効果測定をおこない現状をきちんと把握し、そこから何がいけなかったのか、どこに問題点があったのか分析し、仮説を立てて改善をしていく。
この一連の効果改善作業が、他の広告媒体に比べてしやすいという点がリスティング広告の最大の特長です。
ただ、他の広告媒体に比べて”しやすい”とは書きましたが、”簡単だ”とは言えません。
なぜなら、リスティング広告の効果測定から改善施策をするまでの一連の作業というのは思ったより地味で、手間も時間もかかる作業だからです。
ただ逆に言えば、ここに対して手間と時間を掛けることが出来るならば、必ずと言っていいほど数値の改善を図ることが出来ますので、そういう意味では、「手間と時間を掛ける覚悟があるかどうか」がリスティング広告の成否のポイントの一つになることは間違いありません。
リスティング広告の施策であれば、ある程度の期間を置かなければいけないケースもあるかもしれませんが、例えば、「広告の表示回数が著しく少ない」とか「クリックが全くされない」など、次の日にでも広告の状態の良し悪しがわかる事ってありますよね。
このような状況でも、「まぁ、まだ一日だから様子を見よう」なんて言っているようでは、その放っておいている時間、そしてその間にかかる広告費が完全に無駄になります。
“キーワードが審査中”とか、”広告文が審査中”など相応の理由があるならば話は別ですが、キャンペーンが正常に動いている状態で想定していた数字と全く違う結果が出てきているならば、すぐに手を入れていく必要があります。
その効果測定や改善の頻度なんて、広告主やアカウントそれぞれだと思いますが、必要であれば毎日でも数字を確認し、施策を施していかなければいけないのがリスティング広告を運用するという事です。
この作業を、面倒だ、手間だと感じてしまうのであれば、リスティング広告の運用をするのには向いていませんので、他の人を担当にするなり、代理店に依頼するなりしたほうが良いと思います。
ネット広告の運用をおこなっているなんて聞くと、ちょっと派手な感じに聞こえるかもしれませんが、リスティング広告を成功させるためには、”正確な効果測定”と、そこからどれだけ”精度の高い仮説を立てられるかどうか”、その仮説から効果を”改善させるための施策を導き出し、実行する”という事をコツコツと出来るかどうかにかかっていると思いますよ。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
