集客の切り口を増やすための考え方

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リスティング広告では、すぐに思いつくような集客の柱となるメインキーワードと、将来の柱となるかもしれない少し変化球的な、”様々な切り口”でのキーワードでリスティング広告を運用していく事が理想ではないかな?と考えています。

もちろん、資金的な問題でまずはメインキーワードのみで運用し、費用対効果を高めていかなければいけない場合もありますが、様々な切り口から「効果的なキーワードかどうか」を調査していく事は、ある程度余裕のある時にやっていくべきだと思います。

また”メインキーワードではあまり効果を上げられない”、”競合他社が多くクリック単価も高いので他社が少ない切り口で勝負したい”という方もいらっしゃいますよね。

どちらにしろ、様々な切り口でのキーワード選定をしていくためには、まず、その「切り口」を考えていかなければいけません。

その切り口の考え方/方法というのは人それぞれだと思いますが、やってみた事のある方は、意外と骨の折れる作業だと実感していると思います。

切り口の考え方に正解はないと思いますが、私の場合、主に以下のような方法で新たな切り口を探っています。

・既存顧客の要望、意見に対し、徹底的に耳を傾ける
・他業種の人の意見を聞いてみる

「既存顧客の要望、意見に対し、徹底的に耳を傾ける」というのは、実際に自社の商品やサービスを購入してくれたお客様に対して、徹底的にヒアリングするという事です。

自社の商品やサービスに辿り着くまでの道は様々あったと思いますが、結果として最終的にはお客様になっていただけたわけですから、それまでの心の移り変わりや行動は、新たな切り口の宝庫でもあります。

例えば、不動産業を営んでいるという場合、マンションを購入してくれたお客様に対して

・そもそも、なぜマンションの購入をしようとしたのか
・どうやって情報収集したのか
・他に検討した物件や、地域、沿線など他の候補はあったのか、なかったのか
・購入した物件を内覧したときにどう思ったのか、他の物件のときはどう思ったのか
・他の不動産屋の話は聞いたのか、なぜ自社を選んでいただけたのか

などなど。

そういう会話の中から、例えば、”この地域のこの価格帯のマンションを探している人は、同じ価格帯で同グレードの戸建があったら、戸建でもいいんだな”などと、見えてくるものがあります。

そういった情報はキーワードに限らず、広告文やランディングページでの伝え方にも活かす事が出来ますよね。

2つ目の「他業種の人の意見を聞いてみる」というのも、同じ業界内にいると、専門性は高まりますが、その分、考え方が偏ってしまい、結果として”売り手目線”になってしまいがちです。

専門性が高いのは良い事なのですが、お客様の本当に望んでいるものがわからなくなってしまっては、どんなに良いものだと思って勧めていても、そっぽを向かれてしまう事もありますので、そうならないために、「他業種の人の意見を聞いてみる」事も大切だと思います。

外から、自分の業界はどのように見えているのか、扱っている商品やサービスに対してどのような期待があり、どのような事に不満を持つのかなど、色々と聞いてみると、それが新しい切り口となることがあります。

また、他の業界ではどのように集客しているのか?という事も聞いてみると自分の業界でも転用出来る場合がありますので、聞けるなら聞いてみても良いかもしれませんね。

この他にも、新たな切り口を見つけるための方法はいくつもあると思いますので、色々と試してみると良いかもしれません。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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