リスティング広告の管理画面から直帰率を改善する方法

カテゴリー: アクセス解析, 広告文、クリエイティブ, 指標の改善 タグ: , , , , , パーマリンク

リスティング広告を運用し、効果を上げていきたいと考えている方は大抵、アクセス解析も併用しているのだと思います。

Googleアナリティクスのように高機能なのに無料で使えるツールもありますので、いろいろと施策に役立てていく事が出来ますよね。

アクセス解析では様々なデータを確認する事が出来ますが、そのデータの一つに「直帰率」というものがあります。

「直帰率」とは、ユーザーがウェブサイトに訪問した数に対して1ページだけ見て離脱してしまった数の割合になり、業種、業態、ウェブサイトの作りにもよって変わってくるため一概には言えませんが、直帰率は40%~60%が基準値と言われています。

もちろん直帰率は低いほどよいと考える方が多いと思いますので、20%だろうが30%だろうが「もっと低く!」と思って施策をしているのかもしれませんが、20~30%くらいであれば改善の優先順位としては高くしなくても良いかもしれません。

逆に直帰率60%を超えている場合、例えば80%とか90%とかだとしたら、広告費を無駄に垂れ流しているという可能性がありますので、早めに何かしらの改善をしていかないといけません。

この直帰率を改善する方法としては、広告のリンク先ページの内容の見直しや動線の見直しなどをしていく事も有効な方法の一つですが、原因によっては広告のリンク先ページではなく、リスティング広告の管理画面内での改善をしなければいけない場合もあります。

まず直帰率が悪かったときに考えられる原因として以下のような事が考えられます。

・訪問しているユーザーがターゲットではなかった
・ターゲットが期待していたものと違う

そもそも広告をクリックしているユーザーがターゲットではなかったとしたら、直帰率が高くなるのはある意味当然の結果とも言えますので、まず管理画面内で、「きちんとターゲットユーザーが訪問しているのかどうか」確認する必要があります。

きちんとターゲットユーザーが訪問しているのかどうか、まず確認する箇所は「検索クエリ」です。

検索クエリは実際のユーザーが検索したキーワードで、マッチタイプを完全一致にしていない入札キーワードであれば、想定していたキーワードと異なっている場合があります。

このマッチタイプを部分一致にして入札していた場合、かなり幅広い検索クエリで広告が表示されている可能性がありますので、きちんと検索クエリを確認し、的外れなキーワードでのクリックがないか確認します。

もし的外れなキーワードが出てきたら、除外キーワードに設定する事で、それ以降、その検索クエリでの広告表示はされなくなるため、ターゲットではないユーザーが訪問し直帰するなんてことは防いでいけますよね。

1つでは直帰率に与えるインパクトは少ないのかもしれませんが、そういった除外キーワードを増やす事を繰り返していけば、改善されていきます。

次に、この検索クエリの確認をした結果、きちんとターゲットユーザーが訪問しているのにもかかわらず直帰率が高いという場合には、”ターゲットが期待していたものと違かった”という事が考えられます。

この場合、広告文を見直していかなくてはいけませんが、広告文を見直すポイントは以下の通りです。

・釣り、誇大広告など、過度に期待させるような広告文ではなかったか
・意味が抽象的、あいまいな表現の広告文ではなかったか

ユーザーに過度に期待をさせる広告文ですが、釣るような表現、誇大広告やウソをついた広告などはもちろんいけません。

また”ユーザーの期待を下回る広告のリンク先ページ”だった場合も直帰の原因となりますので、注意しなくてはいけません。

キーワードを検索するユーザーを想像し、きちんと広告のリンク先ページの内容に合わせた広告文にする事で、広告文をクリックしたあとの違和感を無くす事が出来ます。

また意味が抽象的であいまいな表現の広告文は、ターゲットではないユーザーを連れてきてしまう可能性があります。

先程の検索クエリの話しと同様、ターゲットではないユーザーは直帰の原因となりますので、気を付けなければいけません。

例えば、賃貸物件しか扱っていない不動産会社の広告で『不動産の事ならお任せください』という広告文を使った場合、賃貸以外でも分譲マンションを買いたい人や持家を売りたい人などからクリックされる可能性がありますよね。

クリックした先に『賃貸専門!』なんて書かれていたら、その方たちは間違いなく直帰してしまいます。

そういった事にならないよう、きちんと「自社で扱っている商品やサービスは何なのか」、「提供しているものは具体的に何か」を認識し、広告文を作る必要があります。

以上のように、きちんと直帰となる原因を見つけて施策していく事で直帰率を改善する事が出来ます。

最初に書いたとおり、直帰率はキーワードや広告文だけが原因とは限りません。

ウェブサイトのコンテンツや作り、形にも左右されますが、直帰率が高いなと感じた時には、ウェブサイトの内容を変えてから、再度様子を見て・・・とやるよりも、リスティング広告の管理画面から確認し、上記のような原因が見つかれば改善していく、とやったほうがスピードも早いので、もし自社サイトの直帰率が高いと感じているのであれば上記の点を見直してみるのも良いのかもしれません。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

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