リスティング広告導入前の予測数値について

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リスティング広告を始めたい、という時にご相談をいただき、お打ち合わせをさせていただいているときに、「大体で構わないので予測数値を出してください」と言われる事がよくあります。

そう言われたら、私も「大体ですよ」と言い、あくまでも予測ですが・・・と前置きをした上でYahoo!プロモーション広告のキーワードアドバイスツールの数値であったり、Googleアドワーズのキーワードプランナーの数値などを用いて、予測数値を出し、お話をすることがあります。

以前、このコラムでも書きましたが、Yahoo!プロモーション広告のキーワードアドバイスツールやGoogleアドワーズのキーワードプランナーなど、キーワードのポテンシャルが大体どれくらいなのか計る目安として活用しますが、その数字は本当の意味での予測数値なので、あまりアテには出来ません。

また、例えばクリック率なんかで言えば、それこそ広告文が変わればクリック率もだいぶ変わってくる事もありますし、そのキーワードの中の一部分がターゲットとなっている場合、わざとクリック率を下げるような手段を使う事もあります。

なので、Yahoo!プロモーション広告キーワードアドバイスツールやGoogleアドワーズキーワードプランナーで出てくる数値を鵜呑みした予測数値を出すのはかなり危険な事だと思っています。

しかし、だからと言って、お客様が「予測数値を出せ」と言っているのに出さないという事も出来ませんので、「あくまでも予測ですよ」とお話しし、クリック単価、広告費、コンバージョン率などは何パターンか作った上で、予測数値を出すようにしています。

たまに、「予測数値を出すことは全く意味がない」なんて方もいらっしゃいますが、私は全く意味がないとは思いません。

もちろん、やってみなければわからない事はたくさんありますし、コントロールできる部分もあれば全くコントロールが効かない事もあります。

さらに、「こうなるだろう」と思っていても、その通りになる事はあまり無いですし、あまり無いからこそ、日々の改善や調整が必要なのだと思っています。

ですが、逆の立場、広告主の立場で考えた場合、リスティング広告をまだ始めた事がないという方にとってはどんな風になるのか、1件あたりの獲得コストはどんな感じになるのか、クリック単価を動かすとそのほかの数字がどのように変わるのか、など全然想像できないよりは、ある程度想像出来るようになった上で話し合いをしたほうが、理解が進むと思うからです。

キーワードツールで出てきたクリック率が異様に高かったとしても、「まぁ実際はこんなに高くはありませんし~」とか言えますし、クリック単価も「○○円となっていますが、もう少し高めだと思う」などというように、話をしながら説明していく事が出来ますよね。

さらにもう一歩踏み込んで、「クリック単価を○○円以上にしてしまうと、目標CPAが達成できない」とか、「クリック率を○○%まで上げれば目標コンバージョン数に達する」というような話が出来れば、何をするのかが明確になるため、何も見えない状態よりも広告主の方も安心していただけますよね。

代理店であれば、確かに結果を出してさえいれば広告主の方から文句を言われるようなことはないかもしれませんが、広告主の方も一緒になって考え、一緒になってアイデアを出していってもらったほうが、より効果を上げやすくなりますので、そのための予測数値であれば「あんなのアテになりませんよ」と出さないよりは、アテにならない予測数値でも出して話を進めていったほうが良いと思います。

株式会社アイエムシー 大塚雅智

 

 

 

 

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