しないと損をしてしまうリスティング広告の設定
2014年7月1日
リスティング広告はどんな業種でも使い方次第で成果を上げていくことが出来る広告ですよね。
ウェブサイトを持っているのであれば、Yahoo!プロモーション広告やGoogleアドワーズでアカウントを開設し、キーワードと広告を設定すればとりあえず広告を出すことが出来ます。
今ではYahoo!プロモーション広告もGoogleアドワーズも新規の広告主開拓に力を入れているためか認知度も上がり、数年前と比べてもリスティング広告を活用している企業がかなり増えました。
確かにリスティング広告を始めるのは簡単だと言えば簡単ですが、簡単に成果が上げられるのかと言ったら、そうではありませんよね。
事実、いろいろな方とお話をする上で、「リスティング広告は以前使ってみたけど、あまり効果的ではなかった」とか、「広告費が無駄になってしまった」という方も多くいらっしゃいます。
リスティング広告はクリック課金型なので、リスティング広告で成果が上がらなかった、広告費が無駄になってしまったという事は、クリックされて広告費が発生しているけれども、商品購入やお問い合わせなどのコンバージョンに繋がらず、リターンがあまりなかったという事だと思います。
リスティング広告はキーワードと広告文、広告のリンク先ページを設定しただけではターゲティングが不完全な場合があり、その設定次第ではターゲットではないユーザーからクリックが増えて、結果としてコンバージョン等の成果まで至らない事があります。
例を挙げると、「除外キーワードの設定（Yahoo!プロモーション広告は対象外キーワード）」。
キーワードを部分一致で入札した場合、広告主側で意図としていないキーワードで広告が表示される場合が多々あります。
もちろん予想していなかったキーワードだとしても、広告主側で思いつかなかった、ターゲットが検索するキーワードもありますが、中にはターゲットではないだろうと思われるキーワードで広告表示されクリックされることもあります。
そういったターゲットではないキーワードでの広告表示をなくすために、ターゲットではないと思われるキーワードはあらかじめ除外キーワードに設定しておくと、そのキーワードで検索があった場合でも広告が表示されないため、無駄なクリックも発生せずに済みます。
また「地域ターゲティングの設定」なんかも、しておいたほうが良いです。
全国でサービスを展開している、ECサイトで全国に向けて商品を販売しているというのであれば、地域ターゲティングの設定をしなくてもよいのかもしれませんが、例えば実店舗を経営されている方で、その店舗への集客がリスティング広告を活用する目的であった場合、店舗まで足を運ぶことが出来る人がターゲットとなりますが、それ以外の地域のユーザーはターゲット外という事になりますよね。
そういう場合、広告を配信する地域を限定する事が出来る「地域ターゲティング設定」をしておくと、ターゲット地域外からの検索については広告が表示されないため（例外はありますが）、こちらも無駄なクリックが発生せずに済みます。
これら以外にも、デバイス別の入札調整率や時間別、曜日別の広告配信設定など、様々なターゲティング設定があり、そういったものを一つ一つ丁寧に設定をしていくことで無駄なクリックを極力減らすことが出来ます。
無駄なクリックを減らすことはリスティング広告の費用対効果を高めるためには必須ですし、特に小予算でリスティング広告を運用している場合、ここを放置してしまうと「無駄なクリックにばかり広告費がかかってしまい、結局1件もコンバージョンが獲れなかった」なんてことにもなりかねませんので、そうならないためにも、きちんとした設定を初期の段階からやっておくことをおすすめします。
株式会社アイエムシー 大塚雅智
