なかなかコンバージョンに結びつかない場合はターゲットを見直そう

2013年5月23日 大塚　雅智

リスティング広告は会社の規模や年数などにかかわらず、様々な業種業態で活用する事が出来る広告です。

またSEO対策と違い（SEO対策と比べる事もないのですが）即効性があるので、広告を出そうと思えば広告審査や入金の手続きなどもありますが、すぐに出す事が出来る広告です。

なので新しいプロモーションや新商品の販促活動、期間限定の集客などでも活用している企業も多いと思いますが、広告をすぐに出稿する事が出来ても、使った広告費に見合う分だけリターンを得る事が必ず出来るかと言ったら、それはまた別の問題ですよね。

特にリスティング広告を導入したばかりの頃などは、なかなかコンバージョンを獲得する事が出来ず、でも改善する方法もわからなくてリスティング広告の運用方法に手詰まり感を感じている方もいらっしゃると思います。

中には少し運用を行っただけで1件もコンバージョンが獲得できずに、その効果測定もせず、もちろん改善をする事なんか考えていなければ「やっぱりダメだった」と諦めて、リスティング広告から早々に撤退してしまうなどという方もいらっしゃるかもしれませんね。

ある程度クリックされているのにもかかわらずコンバージョンが獲得できない原因というのは様々考えられると思います。
また競合他社の数や質によってその改善方法も変わってくると思いますが、コンバージョンが獲得できていない状況での一つの大切な考え方として「ターゲティング」が挙げられると思います。

リアル店舗を営業されている方であれば地域配信を使ったターゲティングをする必要があると思いますし、商品によっては時間配信、サービスによっては曜日配信など、リスティング広告の「機能」を使ったターゲティングもありますが、この他にもキーワード選定、リスティング広告の広告文、広告のリンク先ページの内容や文言など、どれもきちんとしたターゲティングをして、そのターゲットに合わせたものを用意する事でさらに成果を上げていけるのだと思います。

自社の商品やサービスについて興味を持っている人が複数いたとしても、その商品やサービスについての理解の深さによって、検索するキーワードもさらに関心を引く広告文も変わってきます。

なので、その事をあまり認識していないままリスティング広告を出稿し続けると、無駄なクリックが多くなってしまったりなかなかコンバージョンが発生しなかったりという事態に陥る事があります。

あまり最初から絞り込んでいく事は機会損失になる事もあるので注意しなくてはいけませんが、細かくターゲットを想定した上で、アカウントの設定をしていく事は費用対効果の改善にも繋がります。

現在、リスティング広告をはじめてみたはいいものの、コンバージョンが1件も獲得出来ていないというのであれば「その商品やサービスを買ってくれるターゲットに届いていないのではないか」という風にも考える事も出来ますよね。
なので、まずはターゲットの見直しをおこない、そこからキーワード選定や広告文を含めたメッセージの部分を見直していくという事も方法の一つとして考えてみると良いかもしれません。

株式会社アイエムシー　大塚雅智